一連の騒動を受け、将来への懸念を示した竹田氏
 秋篠宮家の長女、眞子さま(27)との婚約が延期になっている小室圭さん(27)が、一家が抱える金銭トラブルを「解決済み」とする文書を公表した余波が続いている。母の佳代さん(52)側が元婚約者に送った文書では、金銭トラブルの協議を求める内容となっており、「解決済み」とはほど遠いのだ。一連の騒動について、明治天皇の玄孫(やしゃご)で、作家の竹田恒泰(つねやす)氏が、夕刊フジに心境を明かした。
 「対処力の悪さ、手際の悪さ、不誠実に見える態度など、さまざまな問題があるなかで、国民が祝福のまなざしを向ける状況ではない」
 竹田氏は今回の騒動について、小室さんに苦言を呈した。
 公表された文書によると、佳代さんは婚約中、男性から金銭支援を受けた。2012年9月に男性から「婚約解消」の申し入れがあった際、佳代さんは清算の意向を示したが、男性は応じなかった。このため、小室さん親子は「金銭的な問題はすべて解決済み」と確認したとされている。
 ところが、元婚約者は「解決済みとは思っていない」と反論に出る事態となっている。
 文書について、竹田氏は「当初、和解を成立させた報告かと思ったが、『払わない理由』を述べているだけで何も解決していない。公表するだけ無駄で、1つも事態をいい方向に進めていない。(元婚約者に対し)『感謝』とも書いてあるが、気持ちが伝わっていたら週刊誌に記事が出たりしない。言葉尻だけを整えたように感じてしまう」と語った。
 小室さんは昨年8月、米国で弁護士資格を取得するため、ニューヨークにあるロースクールに留学した。竹田氏は、今後、眞子さまと結婚した場合、小室さんの「生活力」に疑問を投げかける。
 「ニューヨーク州の弁護士で、生活費を得られるかどうかは分からない。米国人が、なぜ日本人の弁護士に依頼するのか、自身のトラブルも批判を浴びている状況で、誰が依頼するのか。米国は非常に厳しく、資格があっても信頼性がなければ仕事はこない。一家の大黒柱として収入を得られるのか。やはり誠実な人で、裕福な生活ではなくても最低限の収入は得なければならない」
 24日発売の「週刊新潮」では、佳代さんが天皇、皇后両陛下への謁見を求めたという疑惑を報じた。佳代さんの希望は受け入れられなかったとされる。
 竹田氏は「万が一、事実であれば、おそれ多いにもほどがあり、筋違いも甚だしい」と断じた。
 最後に竹田氏は、小室さん一家を「皇族の嫁ぎ先として不適切だ」と強調し、眞子さまをおもんぱかり、こう続けた。
 「眞子内親王殿下を本当に思っているのであれば、縁を切るのが本物の愛情だ。今の振る舞いは『幸せに守っていこう』という考えの行動ではない。手を引いてほしい」