沢尻エリカ容疑者 全容解明でカギ握る謎多き30代ファッションデザイナーと強制破局へ
麻薬取締法違反容疑で逮捕された女優沢尻エリカ容疑者(33)が、尿鑑定で「シロ」と判定されたため、今後の焦点は所持罪での刑事処分に移る。当局はさらに捜査を重ねるが、全容解明でカギを握るのは、沢尻容疑者が交際中とされる30代ファッションデザイナーA氏だ。謎多きこのキーマンは「成り上がりの1億円ブランド経営者」の異名を持っていた。ただ、評判は芳しくなく、沢尻容疑者は“強制破局”を迫られることになりそうで――。
沢尻容疑者が逮捕されたことで、出演番組を抱える各テレビ局やCMスポンサーなどは対応に追われた。ただ最も大混乱に陥ったのがNHKなのは間違いない。来年放送の大河ドラマ「麒麟がくる」のヒロイン役に起用され、既に10話ほどまでの登場場面を撮り終えていたためだ。
明智光秀を主人公とした同ドラマで、沢尻容疑者は斎藤道三の娘で後の織田信長の正妻・帰蝶(濃姫)という重要な役を演じていた。NHKは代役探しに奔走したが21日、川口春奈を充てることを決めた。収録済み場面を撮り直す方針だが、間に合うかは微妙なところだ。当初の予定通り1月5日に放送を開始するかどうかは検討中という。
沢尻容疑者に関しては、警視庁組織犯罪対策5課が逮捕した16日、採取した尿を科学捜査研究所(科捜研)が鑑定していた。その結果、所持容疑の合成麻薬MDMAを含む大麻、覚醒剤など、すべての違法薬物で陰性だったことが判明。クスリの成分が全く検出されなかったため使用での立件は困難で、当局は所持の捜査に全力を挙げる。
事件の全容を解明する上で重要な存在となるのは沢尻容疑者が交際中とされるA氏だ。同容疑者は二股、三股疑惑が指摘されるほどお盛んだったが“本命”はA氏。押収されたMDMAについては「彼氏から預かった」と漏らしているという。
MDMAは、元俳優押尾学氏が2009年の薬物事件でホステス(死亡)との性行為中に使用して世間に認知された「SEXドラッグ」。当局は、A氏が沢尻容疑者の薬物使用に関与、または把握しているとにらんでいるわけだ。
2人は8年間ほど付き合っており、その間、別れたり、ヨリを戻したりとビミョーな関係を続けている。彼氏というより「パートナー」と表現したほうがいいかもしれない。
というのも沢尻容疑者はA氏の事業をサポートしてきたからだ。“内助の功”があってか、A氏は15年に東京都港区の一等地にファッションブランド会社を設立。事業は拡大し、翌16年には資本金が1億円近くに達した。企業の体力の指標とされる資本金は、1億円以上が「大企業」、以下が「中小企業」に分類される。
「新興のブランド会社が、設立して4年ほどで急成長を遂げたため、A氏は『成り上がりの1億円ブランド経営者』とも呼ばれるようになった」(アパレル関係者)
しかし、A氏の評判は決して芳しいものではない。
「沢尻とA氏は交際開始後に、共鳴するように素行が乱れていった。今回の事件を受けて、保釈後には知人、関係者が沢尻に『別れなさい!』と強く迫ることで一致している」(芸能関係者)
沢尻容疑者の男性遍歴を振り返ると、元俳優でクリエーティブディレクターの小橋賢児氏との交際説もあった。沢尻容疑者が音楽イベントに傾倒するきっかけとなった男性だ。
小橋氏は20日、都内で行われたイベント「KISS,TOKYO DAY」に登場。元カレの噂もあっただけに、本紙は沢尻容疑者について小橋氏にコメントを求めたが、硬い表情のまま立ち去った。小橋氏は一般女性の妻との間に2歳になる長男をもうけており、関わりたくなかったのか。
お騒がせ女優から脱皮したはずのエリカ様は、薬物事件で仕事とともにオトコも失うかもしれない。
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