古舘伊知郎「許せないね」渋野を知ったかぶりの面々
フリーアナウンサー古舘伊知郎(64)が5日、“ロックの聖地”の東京・新宿ロフトでトークライブ「戯言(ざれごと)」を開いた。
登場するなり、「10分くらい黙っていようか。表現の不自由問題だね。うけてる人は、問題意識高いね(笑い)。ロックの殿堂でやるのは夢だったんだ、ミュージシャン上がりだから」と笑った。
「全英女子オープンで20歳の子が優勝したでしょ。前から知ってるみたいに、ワイドショーで『すごいと思ってました』なんて言ってるやつは許せないね。かわいいけど、勝ったからかわいいって言ってるんだよ。駄菓子を(ラウンド中に)食べているけど、駄菓子は食品界の半グレだからね」と話した。
会場で売っているグッズについて「俺が念を入れた『トークがうまくなるおまもり』。前に売ったのが、ネットで4万3500円になってる。買わないわけにいかないでしょう、奥さん」と呼び掛けた。
先月22日に、著書「言葉は凝縮するほど、強くなる~短く話せる人になる!凝縮ワード~」の発売記念トークショーを開いた。「マスコミがたくさん来るって言ってたのに、吉本の岡本(昭彦)社長のあの会見とぶつかって、ちらほら。俺、本持って、あの会見してるところに出て行ってやろうと思ったもの」と笑った。
北朝鮮・金正恩朝鮮労働党委員長、米国・トランプ大統領、ロシア・大統領など、世界中の首脳をいじりまくって「俺はセーフティーネットが働いているから、日本の首脳はいじらない(笑い)」。そして「(英国が離脱するなら)日本がEUに加盟しちゃえばいい。そうすれば日本海、東海の呼び方の問題も解決して『ドーバー海峡』になる」と話した。
世界の武器の問題も「日本の技術で解決できる」と断言。「世界中のミサイルに(アダルトグッズの)TENGAをかぶせちゃえばいい。世界同時多発TENGAテロ。お釈迦(しゃか)様も2500年前に『天上天下唯我独尊』って言ってるんだから」と笑い飛ばした。
テレビ朝日新人アナウンサー時代、プロレスラー長州力との関係、そして「ドラッグ売り場の実況」では30分近くしゃべりっぱなし。自身が涙を流さないわけについては「アナウンサーというのは技術を売るわけだから、どんなに興奮したようでも冷静でなくてはいけない。アナウンサーには徳さん(徳光和夫)、みのもんた先輩、そして安住紳一郎と泣くのがいて、シェアの大部分を占めて、俺の泣くところがない」と話した。
終演後は「少し過剰すぎたかな。でも、それが自分だから」と汗をぬぐった。
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