2017年5月3日水曜日

過去の出来事 川で魚が大量死、周辺住民「タダだ。それっ」=南京

川で魚が大量死、周辺住民「タダだ。それっ」=南京
江蘇省南京市を流れる句容河で14日ごろ、
約10キロメートルにわたって死んだ魚が浮き上がった。周辺住民が詰めかけて、
浮いた魚を集めた。
市場に持ち込んで売りさばいた住民もいたという。
中国新聞社が報じた。

 魚が浮き上がったのは南京市郊外の江寧区淳化街道付近。
近くで操業する化学工場の排水が原因とみられ、
環境汚染の刑事事件として、
警察が捜査を始めた。

 川の水は黒く変色し刺激臭が立ち込めた。
浮き上がった魚は養殖されていたものではなく、
天然もの。
まだ生きている魚もいたが、
中毒症状を起こしているらしく、
異常な動き方だったという。

 住民らがつめかけて、
魚を次々にすくってとった。
1辺が50メートルほどもある、
大型の網を仕掛ける住民もいた。
1人で350キログラムも捕った住民もいたという。

 魚を調理して食べたという人によると
都市ガスのような臭いがした。
自分で食べた人は少なく、
多くは売りさばいたという。

 現地行政の環境保護部門によると、
排水を出した疑いがある工場は、
2006年に操業を開始した。
近隣住民から川を汚しているとの指摘が相次いだため、
2013年に施設を改善させた。
その後は、
住民による汚染の指摘はなかった。

 行政側が確認している排水管は1本で、
排出基準に合致する合法的な操業をしていたはずだが、
密かに排水管を増設した可能性もあるとして調査するという。

 行政は現場に、
「最近数日、原因不明の汚染物質により、魚類が大量死しました。村民の皆さんは、
魚を捕って食べたり売ったりしないでください、
健康被害がでる可能性があります」との貼り紙をして、
近隣住民に注意をうながした。
新品価格
¥998から
(2014/1/18 04:33時点)

0 件のコメント:

コメントを投稿