好感度の高いサンドが“恩人”と慕う島田紳助氏
 最近、お笑い芸人たちが事あるごとに、あの大物芸人の名前を口に出している。それはまるで復帰のタイミングを図っているようにもみえる。地ならしが進んでいるのだろうか。2011年の引退から7年。果たしてあの男は帰ってくるのか。
 その男の名前が注目されたのは11月1日放送の「直撃!シンソウ坂上」(フジテレビ系)。お笑いタレント、サンドウィッチマンが東日本大震災の復興活動の原動力となった恩人として、名前を挙げたのが島田紳助氏(62)だった。
 伊達みきお(44)は「“お前らが先頭切って動くんだ”ってボクらに言ってくれたのは(島田)紳助さんなんです」と明かしたのだ。
 「サンドウィッチマンは今年、『好きな芸人ランキング』で、明石家さんまを抜いて1位になるほど好感度が高い芸人。その彼らから、紳助さんの名前が出たことが大きい」と民放関係者。
 島田紳助さんは人気絶頂期の2011年、暴力団関係者との「交際」を理由に芸能界を引退。以降、公の場に姿を見せたことは数えるほどだが、たびたび復帰説が流れては消えている。
 「最近では、有吉弘行が紳助をいじったことがありました」と先の民放関係者。10月6日にTBSで『オールスター後夜祭’18秋』のこと。同局の名物番組『オールスター感謝祭』の後に放送される深夜の生番組だが、有吉はコントグループ、ハナコを“恫喝”するという暴挙に出たのだ。
 「もちろん2009年の『感謝祭』で紳助さんが、東京03に激怒した事件のパロディーです。すでに紳助さんの影響力が薄れたという見方もできますが、別の見方をすれば、紳助さんを出すことで視聴者の反応を計ったわけです」(民放関係者)
 当の紳助さん自身は、今年9月に「週刊新潮」の直撃取材に対し、「テレビに出ることはない」とテレビ出演への関心がないことを示し、悠々自適の生活ぶりをのぞかせている。
 とはいえ、「新潮のインタビューも、知人のシンガー・ソングライターのライブに出演したことをきっかけに実現したもの。本人自身はテレビに未練はないようだが、仲間を大切にし、プロデュース能力にたけた人なので、必要があれば、テレビ出演をする可能性はある」と演芸関係者。
 その日は来るのか。