熱にうなされる彼の看病のために、急ぎ足で自宅に帰る。台所に立つと、「キャッ」「できたッ!」「喜んでくれるかしら…」と、慣れない料理に表情をせわしく変える。
雑炊を作り終えると、かわいらしい声で「シロさ~~~~ん、ご飯、できたよぉ~~~」とうれしそうに呼ぶ。そして、料理を食べる相手のリアクションを心配そうに見つめ――。
ドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)第7話の内野の演技に、性別問わず、「愛する人のために尽くす姿がカワイイ」という声が上がっている。
ドラマは内野演じる美容師のケンジと、弁護士のシロさん役の西島秀俊(48才)のゲイカップルの日常が描かれている。インターネットの見逃し配信の再生回数が150万回を超えるなど、今クールNo.1と評される。
これまでの内野はドラマ『エースをねらえ!』(テレビ朝日系)ではテニスの鬼コーチ・宗方仁を、ドラマ『JIN-仁-』(TBS系)では坂本龍馬を演じるなど、男くさい役どころが多かった。
「大河ドラマや社会派ドラマで切れ者役を演じ、殺陣にも定評のある内野さんの今までの役柄とのギャップがすごい。表情からリアクション、手先の繊細な動きまで、完全に“ホンモノ”です」(ドラマ関係者)
5月中旬、その内野が都内の自宅から車に乗って仕事に出かけた。髪をバッサリ切って、長髪パーマの「ケンジ」の面影はどこにもない。
それから数時間後、その自宅から1人の女性が出てくる。女性は慣れた手つきで門扉を開き、自転車で颯爽と出かけて行った──。
◆小山あずさのキャリア
内野はドラマの撮影を終え、6月から始まる舞台稽古に励んでいるという。
「撮影当時、内野さんは現場で料理のレシピをスマホによくメモしていました。ドラマにも出てきたラザニアを、自宅で再現して食べたとも話していましたよ。ただ、内野さんは野菜炒めなど簡単な料理しか作らないと言っていたので、手の込んだラザニアを食べたと聞いて驚きました。料理を作ってくれる相手がいるんでしょうね」(前出・ドラマ関係者)
内野は、ミュージカル『エリザベート』で共演した女優の一路真輝(54才)と2006年に結婚。同年に長女が誕生した。
「内野さんは仕事が最優先。せりふを覚えたり演技の練習をしたりするのに、自宅では集中できないタイプ。ひとりの時間を大切にするあまりか、ふたりは2009年頃から別居を始め、2011年に離婚。同時期に内野さんの不倫、飲酒運転といったスキャンダルも報じられました」(芸能関係者)
離婚から8年。今、内野には心を許す相手がいる。彼の自宅から自転車に乗って出てきた女性だ。
「小山あずささんという女優です。交際して1年以上だと聞いています」(内野の知人)
小山は1985年生まれの33才。身長173cmの長身美女で、学生時代からダンスに親しむ活発な女性だという。首都大学東京大学院を修了した才女でもある。
2011年から、仲代達矢(86才)が主宰する「無名塾」に1年間在籍し、女優のキャリアをスタートさせた。それからというもの、『ブラックリベンジ』(日本テレビ系)や『デザイナーベイビー』(NHK)などのドラマに出演。ほかにも、田中哲司(53才)や田中圭(34才)が出演した『サメと泳ぐ』など数々の舞台にも積極的に挑戦している。
「内野さんは文学座出身で、今も舞台関係者と交流が続いています。小山さんが出演した『サメと泳ぐ』の演出を務めた千葉哲也さん(55才)とも内野さんは古くからの友人で、ふたりは千葉さんを介して知り合ったそうです」(前出・芸能関係者)
現在、小山は内野の自宅から自転車で20分ほどのところでアパート暮らしをしている。
「自宅から内野さんの家に自転車で通っているそうです。同棲はしていませんが、鍵を渡されていて、内野さんの留守中も雑用をしてあげているようですね」(前出・内野の知人)
◆母親とも親しくする大切な女性
内野の自宅周辺には、82才の母親も暮らしている。
「お母さんはまだまだ元気で、内野さんの自宅に2~3日に1度は顔を出すようです。お母さんと小山さんが、2人で過ごすこともあって、すっかり“公認”ですよ。ふたりの仲のよさを知る友人たちからは“そろそろ結婚してもいいのでは”という声も出ています」(前出・内野の知人)
内野の実家は神奈川・横浜の由緒正しき寺院。父親はすでに他界し、長男の内野は、実家の寺を継がずに俳優の道に進ませてくれた母親に感謝をしている。周囲には「母親の面倒を一生見る」と公言しているという。
「今はお母さんも彼女もいい距離のつきあいですが、結婚となると一度失敗していますし、慎重になるでしょう。内野さん自身も離婚に際しての会見で、自分自身を“一つ屋根の下で暮らすのは難しいタイプ”だと言っていましたからね…。ただ、彼女も33才。内野さんも真剣に考えていると思いますよ」(前出・芸能関係者)
仕事終わりの内野に話を聞いた。
──内野さん、驚かせてしまいすみません。
「いえいえ…。え、今おれを追ってるの(苦笑)」
「いえいえ…。え、今おれを追ってるの(苦笑)」
──いつも注目していますが今、ドラマも人気で。
「じゃあ指令が出てるのね」
「じゃあ指令が出てるのね」
──小山さんとおつきあいされていると聞きました。
「プライベートはなるべくね、そっとしておいてほしいですよね。まぁまぁお仕事はわかりますけれども(笑い)」
「プライベートはなるべくね、そっとしておいてほしいですよね。まぁまぁお仕事はわかりますけれども(笑い)」
──結婚も?
「そんなことはまだ全然考えていないですけれども。でも、親しくしています」
「そんなことはまだ全然考えていないですけれども。でも、親しくしています」
──大切にされている?
「そりゃそうです」
「そりゃそうです」
──ゆくゆくは?
「わからないですよ、ゆくゆくなんて、フフ」
「わからないですよ、ゆくゆくなんて、フフ」
──ところで髪の毛がサッパリされていますが『きのう何食べた?』の撮影は終わられて?
「ずいぶん前に終わりました。もう次の芝居の稽古です。もうケンジモードもゼロで、今は毎日必死に一人芝居の稽古中です。それ記事に書いてよ(笑い)」
「ずいぶん前に終わりました。もう次の芝居の稽古です。もうケンジモードもゼロで、今は毎日必死に一人芝居の稽古中です。それ記事に書いてよ(笑い)」
──承知しました。ありがとうございました。
「遅くまでご苦労さまです。おやすみなさい」
「遅くまでご苦労さまです。おやすみなさい」
そう言うと内野はその場を後にした。
内野の一人芝居『化粧二題』は6月3日に初日を迎える。母に捨てられ、傷を隠しながら生きる男の役どころだ。かわいいケンジは封印。また別の内野の魅力が見られそうだ。
※女性セブン2019年6月6日号
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