母親思いの人なのだ
 昨年11月に俳優、及川光博(49)との離婚を発表した女優、檀れい(47)。離婚当初は芸能活動のさらなる充実も予想されたが、実際は以前にも増して仕事をセーブしている観もある。その背景には秘めた理由があるようで…。
 宝塚歌劇団のトップ娘役として活躍し、退団後も数多くのドラマや映画に出演。サントリー「金麦」のCMでの愛らしい姿が世のオヤジたちをトリコにした檀が及川と結婚したのは、2011年7月のこと。
 「2人は09年秋、及川さんがレギュラー出演していたドラマ『相棒』の元日スペシャルの収録で知り合い、交際に発展。どちらも私生活がベールに包まれた謎多きカップルだっただけに、結婚が発表されたときは大きな話題になりました」(芸能リポーター)
 結婚後も公には夫婦ツーショットを披露しないことから一部では仮面夫婦説までささかれたが、約7年も夫婦関係を継続。もはやそうした疑惑もささやかれなくなったかと思いきや、昨年11月に突如離婚を発表して話題となった。
 2人は離婚の際、「共に学び、支えあい、仲良く過ごしてまいりましたが、互いが仕事に集中するあまり、時間的にも精神的にもゆとりが持てなくなってしまったのが実情です」とし、『共に表現者として尊重しあい、笑顔で出した結論です』とのコメントを発表。
 円満離婚を強調したが「離婚の具体的な理由には言及していませんし、ともに売れっ子だけに結婚当初から多忙な生活を送っていたわけで“ゆとりのなさ”が離婚の理由と言われてもしっくりとはきませんよね」とは前出の芸能リポーター。
 さらに、こう続ける。
 「互いの仕事を尊重した結果というわりには、檀さんは離婚後仕事をセーブしている印象です。離婚前の昨秋までは映画やドラマ、舞台に出演していましたが、最近の目立った仕事といえば『金麦』のCMと今年1月にBS日テレで放送されたスペインを旅する紀行番組のナビゲーターくらいですから」
 そうした中、ささやかれているのが檀の介護問題だという。民放テレビ局の情報番組スタッフは語る。
 「檀さんは以前からお母さんの介護をしていましたが、最近はさらに力を入れており、同居もしているそうです。檀さんが芸能界を目指したり、宝塚音楽学校に入ったのもお母さんのサポートがあってのことで、いまだに母親に対する感謝の気持ちが強い。周囲にも『親は捨てられない』と話しているようです」
 高齢化が進む日本において親の介護は社会が抱える懸案のひとつだが、人気美人女優にとっても変わらないようだ。