「不貞を働く妻」を体当たりで演じる
 俳優で、劇団「大人計画」を主宰する松尾スズキが監督・脚本・主演を務める映画『108~海馬五郎の復讐と冒険』。その中で「不貞を働く妻」を、中山美穂(49)が演じることが発表された。その内容が、映画関係者の間で話題になっている。
 妻の不貞を知ってしまった主人公が、離婚をしても財産分与で資産の半分を獲られることに納得がいかず、貯金を使い切ることを決意。ならば自分も不貞を働いてやろうと、財産分与するはずの1000万円を使い切るまで女性を買いまくる、という目まぐるしい物語だ。中山美穂は松尾スズキの妻役を演じる。
「松尾さん演じる主人公の中年男がとにかく不貞を働きまくるというストーリーで、一糸まとわぬ女性が大量に出てくるため、『R18』指定となっている。攻めすぎた内容で制作費が集まらず、構想から完成まで5年を要したとか。中山さんは自ら妻役に立候補し、体当たりの芝居を見せているようです」(芸能関係者)
 中山は2002年に作家の辻仁成と結婚、パリに移住し育児に専念するため芸能活動を休止していたが、2014年に離婚を発表。芸能界に復帰した。昨年放送されたドラマ『黄昏流星群』では年下のイケメンと禁断の愛を育む主婦役を熱演し、あのミポリンもこんな役をやる年齢になったのか……と目を細めていたファンもいた。
 この『108~海馬五郎の復讐と冒険~』では、そんな中山の体当たり演技に期待が高まっている。すでに映画を見たという関係者は次のように明かす。
「年下ダンサーとの男女のシーンがしっかりあります。衝撃なのは声。かなり本気の声でした。女優の演出には手を抜かないことで有名な松尾スズキ監督が、かなり濃密に撮っています。アイドル時代からは考えられない演技を見せています」
 中山の女優魂が見られる映画は今秋公開予定だ。