加藤浩次
 「極楽とんぼ」の加藤浩次(50)が23日、自身がMCを務める日本テレビ系情報番組「スッキリ」(月~金曜・前8時)に生出演。22日の吉本興業の岡本昭彦社長(52)の会見を受け、「まだウソをつく、まだごまかそうとしてる会見と見えてしまった」と暴露した。

 加藤は「冗談だったって言って、藤原(寛)副社長がフォローして、(6月24日の面談の際)『テープ回してへんやろな』みたいな時に、聞いてたんだけど現場実際にスベってましたが、みたいな発言、フォローがあったと思うんだけど」とした上で、「昨日、亮に聞いたんですけど、その場に藤原副社長がいなかったらしいですよ」と暴露した。

 さらに「そこのウソがあると思うんですよ。対比が出ましたよね、宮迫さんと亮の正直な会見と、まだウソをつく、まだごまかそうとしてる会見と見えてしまった」と切り捨てた。

 加藤は22日の放送で「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)と、「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮(47)が20日に行った謝罪会見について言及。吉本興業に対して不満と怒りをぶちまけていた。

 加藤は顔を真っ赤にし、怒りの表情で所属事務所・吉本の体制を批判した。「大崎(会長)さんと岡本(社長)さんを怖がっている状況がずっと続いてきた」と指摘。さらに「これからもそれが続くと思ったら、僕はこの会社にいられない。この体制が、今の社長、会長の体制が続くんだったら、僕は吉本興業を辞める」と声を荒らげた。

 退社も辞さない覚悟に至った理由について、「ここまでずっとみんな我慢して、頑張ってやってきてて、こんな浮かばれないことがこの会社で起こってんだよ。大崎さんは何も知らないって言うかもしれないけど、絶対知ってる」と断言していた。

 「ダウンタウン」の松本人志(55)が21日に生放送されたフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜・前10時)で「大崎さんがいなくなったら僕は辞めますね」と発言したことについてもコメント。長年、ダウンタウンのマネジャーを務めた大崎会長に対して、「(今、大崎会長は)松本さんのマネジャーではなく会社のトップで、社員の家族もいる。そして若手芸人の家族の生活があるんですよ、そこには。そしたら今、吉本興業は取締役以降、経営側、絶対変わらなきゃダメ! その状況が行われないなら、僕は退社します」と目に涙を浮かべながらまくし立てていた。

 今後の吉本興業のあり方に関して“松本興業”の会社づくりを提案した。「新しくなった会社を、松本さん中心に作っていただきたいなと僕は考えてます。新しくなったら僕は何でも力を貸します」。松本をトップに据えた新経営陣の誕生を訴えていた。

 加藤が「スッキリ」で現体制に怒りをあらわにしたことに関して、岡本社長は「ミーティングの場を設定させてもらっている」と明かした。番組での発言を受けて設定されたもので、日時は明かさなかったが「会見を終わって以降で」と説明。「まずはきちんと話をして(事務所に)残っていただけることから始めていく。直接本人と話をしてから」とした。加藤の「(会長の)大崎さんと、岡本さんを怖がってる状況が続いてきた」という告白には「全員が『しゃべりやすい』というところまで、いかないかもしれない。私の力不足です」としていた。