1月の武道館も空席だらけというが…
「騒動後は“炎上効果”でコンサートに観客が殺到し、チケットはかなり売れたらしいんです。懐かしい、席があるなら聴いてみたいと、昔のファンが会場に足を運んだ。しかし、それも一時の特需だったようで…」(音楽関係者)
 騒動とは、沢田研二(70才)が巻き起こしたコンサートドタキャンによる一連のゴタゴタのこと。
 沢田は2018年10月17日に予定されていたさいたまスーパーアリーナでのコンサートを当日になって中止に。その理由を「客席がスカスカの状態でやるのは酷。ぼくにも意地がある」と本人が釈明したように、座席が7割程度しか埋まらなかったことがスターの逆鱗に触れた。
 遠路はるばるやって来たファンに対して失礼などの批判もあったが、逆に世間はジュリーに注目し、この後の公演はのきなみ満席。騒動の4日後の大阪での公演は「満員御礼」の札が出るほどの大人気となった。
 しかし、それも束の間。今、一部のジュリーのファンが騒動の再来を不安視している。
「ジュリーは2019年1月19日から日本武道館で3デイズのコンサートを予定しています。チケットは10月から販売されていますが、いまだ席が埋まらないと聞きます。またジュリーがドタキャンするんじゃないかと心配で、遠方から行くんですが、当日のホテルもとれないんですよ」(ファンの1人)
 ドタキャンしたさいたまスーパーアリーナの公演は約9000席が販売されたが、2000枚近くが残った。一方の武道館は座席数が約1万4000超。しかもスーパーアリーナは1日公演だったのに対し、今回は3日間もある。
 無事、武道館公演は行われるのだろうか。またしても開場直前に“中止”となるのではないか。
「運営側はスーパーアリーナでの反省を生かし、ドタキャン対策として集客に躍起。ファンクラブ会員向けにはがきを送ったり、他のライブでも宣伝に取り組んだり。もっと言えば、今は中途半端に売れるより、空席が目立った方がいい。マスコミが“またドタキャンか?”と騒ぎ立てれば宣伝にもなる。“炎上商法”でも何でもして、ジュリーが心地よく歌える空間を作っていくのでしょう」(別の音楽関係者)
 ドタキャンされたくなければ、とにかく武道館に行くしかない。
※女性セブン2019年1月3・10日号