豊原功補(左)と小泉今日子
 【芸能 激動2018(4)】今年も多くの不倫騒動が話題となった芸能界。なかでも異例だったのは2月に起こった女優小泉今日子(52)と俳優豊原功補(53)だ。別居中の妻子がいるにもかかわらず、豊原が不倫関係であることを自らカミングアウト。さらに会見まで開きながら離婚する意向を示さなかったことで、より混とんとした状況になった。

 現在も交際は続いており、2人は仕事、私生活の両面でパートナー。今年9、10月の舞台「またここか」は小泉がプロデュース、豊原が演出を担当した。終演後はそろって出口に立ち、笑顔で客を送り出した。世間の批判の声など、どこ吹く風といった印象だ。

 ここまで小泉が豊原にほれる魅力は一体どこにあるのか。関係者が指摘するのは「仕事面での良き理解者」という一面だ。小泉は交際を公表した文章で豊原を「同じ夢を追う同士」と説明した。小泉は15年に製作会社を設立。当初から豊原の力を貸り、舞台製作を成功させてきた。ドラマ関係者も「豊原さんは誰にでもハッキリと物を言うタイプ。年を重ねるにつれて小泉さんに物を言える人が少なくなってきた。そんなところに引かれたのかもしれない」。“オレ様”にハマった可能性は高い。

 豊原には自信家の一面もみられる。ある演出家は「30年以上もさまざまな作品で脇を固めてきた経験から、演技に対する確固たる自信と持論がある。とにかくブレない」と説明。そうした面から「交際について周囲に何か言われても、なかなか聞き入れないように思う。周りが見えなくなっているのでは」と話した。

 来年5月にも2人のタッグによる舞台公演「後家安とその妹」が予定されており、交際は続きそうだ。小泉は今年6月、来年いっぱいまで女優業を休養すると発表。それ以前に決まっていたNHK大河ドラマ「いだてん」には出演するが、舞台のプロデュースなど裏方に徹する意向だ。現在は豊原の送迎などもしており、私生活でも裏方に徹している。

 ただ、豊原の家族が犠牲になっているのは事実。「製作会社の社長である小泉さんは、豊原さんに給与を支払っているそうです。豊原さんの家族はそのお金で暮らしているのでしょうから、いびつな関係ですね」と舞台関係者。この先はどんな展開が待っているのだろうか。

 ≪小室哲哉氏は引退≫今年の不倫騒動は上半期に多くあった。看護師女性との不倫疑惑が持ち上がった音楽家の小室哲哉氏(60)は、騒動を収束させるために音楽活動からの引退を選んだ。女優の高橋由美子(44)は、飲食店などを経営する40代の実業家男性と東京・新宿の歌舞伎町でのラブホテル不倫。歌舞伎町の飲食店関係者は「最近も高橋さんが男性と楽しそうにお酒を飲む姿をよく見ます」と話している。