局を退社してフリーに転身した女子アナは、 ニュース番組の司会やMC、リポーターのようなア ナウンサー業をメインとして活動するのが常だっ た。しかし、局アナたちの存在がタレントとボー ダレスになっている昨今、これまでとは毛色の異 なるグラビアの仕事で脚光を浴びる女子アナたち も登場している。今回は、そんな異色の女子アナ にスポットを当ててみたい。
まず、女子アナが男性誌のグラビアに出演する ということは、これまでにもなかったわけではな い。元NHK山形放送局の、スイカップこと古瀬絵 理アナが「週刊現代」(講談社)などの雑誌で、 谷間の開いた衣装や手ブラなどのセクシーな ショットを披露して話題を集めている。また、テ レ東の大橋未歩アナがレギュラー出演していた 『やりすぎコージー』でグラビアに挑戦したよう に、なんらかの企画として局アナが出演すること もあった。しかし、局アナはもちろん、古瀬アナ もまた、あくまでグラビアアイドルとは異なると いうニュアンスを崩していなかったように思う。 その線引きのひとつが「水着」であり、アナウン サーという経歴の持ち主としては隠然たるタブー でもあった。
しかし、そのタブーをひょいと超えてしまった のが、昨年に「週刊プレイボーイ」(集英社)の 水着グラビアに出演した元九州朝日放送(KBC) の長崎真友子アナだ。彼女は大学時代にウェザー ニューズ所属のお天気キャスターとして活動後、 テレビ朝日アスクからの派遣としてKBCのアナウ ンス部に所属。『アサデス。KBC』のスポーツ コーナーやさまざまな情報番組でアナドル的な人 気を博した。そして11年、フリーに転身すると 『はなまるマーケット』(TBS系)や『FNNスー パーニュース』(フジテレビ系)、テレビドラマ などに出演する傍ら、水着グラビアへの出演とい う偉業を果たしたというわけだ。地方局かつ派遣 とはいえ、元アナウンサーも水着になるというこ とを証明して、世間に大きな驚きをもたらすこと になった。
そして、満を持してというか、ついにという か、この流れの中で、キー局である日本テレビに 所属していた脊山麻理子アナも「週プレ」で水着 グラビアを披露した。しかも、6月にはイメージ DVD『脊山麻理子 34 〜永遠の天然少女〜』(イー ネット・フロンティア)まで発売。今月12日に、 東京・秋葉原のソフマップで発売記念イベントも 開催されている。このDVDは、オリコンの週間 DVDランキング「アイドル・イメージ部門」で並 み居るグラビアアイドルを抑えて初登場1位を獲 得。内容のクオリティはもちろんだが、元アナウ ンサーが水着になるというインパクトも、トップ 獲得の大きな原動力となっていることは間違いな い。脊山アナのDVDがある一定の成果を上げたこ とで、今後はフリーとなる女子アナへ水着グラビ アのオファーが増えていくのではないだろうか?
ちなみに、最近の脊山アナは出演番組で先行き の見えない低迷した現状をネタにしている。ま た、長崎アナも過去の恋愛遍歴をあけすけに暴露 するなど、水着グラビアにチャレンジした両名と も、フリーとしての仕事でかなりのぶっちゃけ キャラをアピールしている。元アナウンサーとい う経歴を生かしながらも、それを切り売りしてバ ラエティ路線に活路を見出そうという気概が見え ることから、今後もセクシーな仕事に邁進してく れるに違いない。
そんな状況の中、先日、TBS・田中みな実アナ の退社が発表された。田中アナといえば、『サン デー・ジャポン』や『女子アナの罰』でバラエ ティ的な人気を博したアナドルであり、「週プ レ」で水着ではないにしろ、グラビアに出演した こともある。もちろん、まだまだ女子アナとして はタブー感のある水着グラビアに、いきなり出演 することはないかもしれない。しかし、彼女の天 性とも思えるノリの良さと、フリートしての仕事 の中でなんらかの“タイミング”が合えば、次のセ クシーグラビアは田中アナになるかも?
livedoor参照
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