被害女性が告発「私は韓国人ユーチューバーに襲われた」
初めて出席したオフ会での、A子さんと「じん」
「彼がしたことは絶対に許せない。思い出すと夜も眠れません。いますぐ謝罪して、ユーチューバーをやめてほしいです」
意を決して声を絞り出すのは、関東近郊に住む40代の主婦・A子さんだ。心労からか表情は曇りがちだが、実年齢より10歳は若く見える。
そんな彼女が憤る「彼」とは、韓国人の人気ユーチューバー「留学生じん」だ。あのヒカキン(30)が最高顧問を務める、ユーチューバー事務所「UUUM」に所属した、初の外国人である。
日韓両国に多数のファンがいる人気者にあるまじき非道の数々を、A子さんは語った。
「私の小学生の子供が動画を見ていたのがきっかけで、じんを知りました。奥さんや子供と一緒に動画に出演している姿がほんわかしていて、気に入ったんです」
そう、じんは妻子ある身なのだ。動画にも、頻繁に登場している。それも、A子さんが警戒を解いた一因だった。
「じんは、ファンと交流するオフ会をよく開いていて、今年4月に初めて参加しました。夫も、私が彼のファンだと理解してくれていたので、快く送り出してくれました」
交流会の会費は、毎回4000円から5000円。第1の「事件」が起きたのは、初参加のオフ会から帰るタクシーの中だった。じんと自宅の方向が同じだったA子さんは、なんの疑いもなく同乗したという。
「しばらく会話していると、『冷たいね』と言って、手を握ってきたんです。びっくりしていたら、『スカートは穿かないの?』とズボンの上から太腿の内側をさわってきて……。
『キミはタイプだ』と顔をさわられ、唇の横にキスされました。違和感はありましたが、若い外国人男性は、こういうものなのかなと……」
その日から連日、LINEで「会いたい」というメッセージが送られてくるようになった。次にじんと会ったのは、その約1カ月後。そして、第2の「事件」が起きた。
「『奥さんにも言えない相談がある。韓国キムチもお土産に渡したい』という電話が来ました。夫が『キムチ、もらってくれば?』と言ってくれたので、近所のカフェの駐車場で待ち合わせていたんです」
白いベンツで現われたじんは、A子さんを助手席へと導いた。「ゆっくりできるところに行こう」。そう言うと、じんは車を出した。
「運転中なのに、すぐ手を握ってきて。我慢していたら、スカートの中に手を入れてきて、下着の上から下半身をさわられました。やめてほしいと言ったのですが、『気持ちいいでしょ?』って。そのときの顔が本当に気持ち悪くて……。
7月になって、地元の警察に相談しました。『強制わいせつ罪』なども視野に入れて、捜査を進めてくれています」
A子さんはLINEだけでなく、インスタグラムでもメッセージをやり取りしていたが、「事件」の後、一方的にブロックされた。さらに、警察に相談する前には、「事件」時にじんが所属していたUUUMに苦情を入れたが、「すでに契約が終了している」などと答え、何も対処してくれなかったという。
本誌の取材にも同社は、「現在当社所属のクリエイターではございませんので、当社はご質問にお答えする立場にありません」と、他人事のような回答を返した。
「私のほかにも、ネット上で被害を告発しているユーチューバーがいます。うちの子供が、『お母さんは最近、じんの動画を見ないね』と言ってくるのに、その理由を答えられないのが悲しいです」
本誌記者が、じんから直接話を聞くべくSNSにメッセージを送ったところ、すぐさまブロックされてしまった。
日韓関係が悪化の一途を辿っていた8月21日、韓国のデモ頻発地域を紹介するなど、現在もじんは、YouTubeに動画を投稿し続けている。“疑惑”には、答えてはいない。
(週刊FLASH 2019年9月24日号)
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