お名前を“過去”と誤って説明した海外記事も…(時事通信フォト)
「オーストリア・ウィーンの地元紙が9月17日付で、佳子さま(24才)の名前の意味をドイツ語で『過去』と誤って説明した記事を配信しました。その後、在留邦人の読者から指摘を受けて、本来の意味である『美しい子』に訂正されましたが、驚いた在留邦人も多かったですね」(現地在住の日本人ジャーナリスト)
 秋篠宮家次女の佳子さまが、9月15日からのオーストリア・ハンガリー公式訪問を25日に終えられた。
「日本メディアは訪問のご様子を『ドナウ川周辺の街並みを一望された』『ウィーン国立歌劇場でバレエ鑑賞を楽しまれた』などと報じました。一通りの観光スポットを、VIP待遇で巡られました。ただ、お名前を誤訳されるなど、なかなか相手国には深い印象を残すのは難しかったようです」(皇室ジャーナリスト)
 とても優雅な時間を過ごされた佳子さま。姉の眞子さま(27才)が7月に南米訪問された時と比べると、日程にはかなりゆとりがあった。
「ダンスが趣味なので、バレエ鑑賞が行程に入っていたり、“観光先”はご本人の意向も受けて決まったそうです。
 ただ、佳子さまが公式にスピーチされる機会は、眞子さまの半分以下しかありませんでした。佳子さまの現状を鑑み、“あまり難しいことは求められない”と周囲が忖度して、余裕のあるスケジュールを組んだようです」(皇室記者)
 実際、現地でのコミュニケーションにはご苦労をされたようだ。
「訪問先でのご発言は、『(昼食会の料理を)大変おいしくいただきました』『(景色を見て)非常にきれいでした』『(ウィーン少年合唱団の歌声を聴き)楽しかったです』など、ワンセンテンスのご回答が多く、大統領など相手国要人とのやり取りでも会話のキャッチボールが続かず、困惑を誘った場面もあったようです」(前出・皇室ジャーナリスト)
 もっと困ったのは、取材した記者たち。現地の人との交流をドラマチックに記事にしたいところだったが、そもそも佳子さまの会話が少ないので、報じられることといえば、「笑顔でご挨拶」「観光された」「和装に着替えられた」など。“記者泣かせ”ともいえるご訪問だったという。
「“それだけ?”という回答ばかりで、地元メディアも困惑。訪問概要をまとめるほか、容姿をほめるなどは苦肉の策だったようです」(前出・現地在住ジャーナリスト)
 帰国後は、国内での公務が続く。皇族の減少が続く中、就職されていない成年皇族の佳子さまには八面六臂のご活躍が期待される。もっとお言葉をうかがいたいところだ。
※女性セブン2019年10月10日号