京急線の衝突脱線事故で、死亡したトラック運転手の男性(67)が勤務する千葉県香取市の運送会社では5日、訪れた国土交通省の担当者らに運行管理記録やドライブレコーダーのデータを提出するなど対応に追われた。
同社の関係者によると、男性はトラック運転手として大手陸送会社に20年以上勤めた後、昨年10月に同社に入社した。事故歴はなく、勤務態度も真面目で、今年6月の健康診断でも異常は認められなかったという。
5日は午前4時に香取市を出発し、輸入されたグレープフルーツやレモンを横浜市内から千葉県成田市に運んでいた。男性がこのルートを通るのは4回目。最初は先輩が付き添ったが、1人で運行するのは3回目だったという。
男性にルートを教えたことがあるという関係者は「一番安全なルートを教えたのに、違う道へ行ってしまった。なぜ、あそこ(事故現場)に行ったのか分からない」と首をかしげた。
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