2014年7月31日木曜日

夏バテしにくいカラダの5条件とは?

夏といえば、イベント目白押しの季節。海や プール、花火やお祭り、そしてオタクの一大イベ ントであるコミックマーケット、通称“コミケ”。 コミケには毎年何十万人もの人が訪れ、会場は温 度と湿度でまさに地獄。体調不良を訴える人や倒 れる人が後を絶たない。水分やタオル、冷えピタ などの装備を万全にして挑むのは、常連の中では もはや常識だが、できることなら暑さに負けない 強い体を手に入れたい。

関連情報を含む記事はこちら

そこで参考になりそうなのが、『ホントはコワ イ夏バテ51の対策 夏に負けない身体をつくる』 (福田千晶/日東書院本社)。夏バテで苦しんだ人 の生活スタイルや行動が分かりやすく書かれてお り、日々の生活の中でできる夏バテ対策を知るこ とができる。今回は本書の中から、簡単にできる 対策をご紹介しよう。

まず、どういった身体を作れば夏バテをしにくい のか。この本のP82に、夏バテしにくい身体の5つ の条件は「体が冷えない」、「水分やミネラルの バランスが良い」、「胃腸が強い」、「上手に汗 をかける」、「スタミナがある」とある。 では、どうすればこういった身体になれるのか。 それには、以下のような方法が効果的だそうだ。

■クーラーを強くし続けない!(P18〜P19など) 外から帰ったばかりは、暑くてついクーラーを強 くしがち。しかし、そのまま冷やし続けると、 “クーラー冷え”してしまう。落ち着いたら設定を 見直そう。24度を下回る部屋に長時間いると、身 体が冷えて胃腸の働きが弱くなり、パワーが不足 して夏バテの原因になるのだとか。

■睡眠環境を整える。(P22〜P25など) ダメージの回復は睡眠中に行われるため、睡眠を しっかり取らないと疲れが溜まったままになる。 エアコンや扇風機にタイマー設定してしまうと、 途中で暑くなって目が覚めるなど、睡眠の質が低 下してしまう。一定の温度・湿度を保つため、寝 ている間も機器類が止まらないようにしよう。

■温度差対策、日よけ対策をしよう!(P44〜 P45、P53など) 夏は屋外と屋内、昼と夜と温度差が激しく、体力 を奪われやすい。そんな中ずっと同じ服装でいる と、自律神経がパニックを起こして身体機能の低 下を招いてしまう。出かける時は、何か羽織れる ものを持っていこう。 また、服の色にも拘りたい。身につけるものは光 を反射する白っぽいもの、日傘は光を吸収する黒 がオススメだそうだ。ちなみに、日傘があるのと ないのでは、体感温度が10度以上も違うらしい。 日中外に出かける時は、面倒くさがらずに日傘や 帽子で直射日光を防ごう。

■水を飲んでも回復しない!(P60〜P61など) 汗には、多くのミネラル分が含まれている。それ を失った身体で水を多く摂取すると、血液が薄く なって身体がだるくなってしまう。また、内臓に 負担がかかり、消化不良や胃炎の原因にも。水分 補給には、ミネラルが豊富でノンカフェインの飲 料をチョイスしよう。 中でも得にオススメなのは、“経口補水液”。湯ざ ましに蜂蜜、塩、レモン等の柑橘類を入れるだけ で自分でも簡単に作れるので、たくさん汗をかい た時や体調を崩した時は積極的に利用しよう。薬 局等でも購入できる。

■食生活はやっぱり大事!(P62〜P71など) 疲労回復に効果的な栄養素の摂取は、夏バテ防止 に必須と言える。ビタミンB1が豊富な鰻や豚肉、 クエン酸や酢酸で乳酸をエネルギーに変えてくれ るレモンやお酢や梅、消化を良くするムチンの含 まれたネバネバ食材、身体のむくみをとってくれ るカリウムの多い夏野菜などが代表に挙げられる ようだ。本書には、美味しく夏バテを防止できる レシピも掲載されている。ぜひとも日々の食事に 取り入れていこう。

■夏バテを和らげる生薬は?(P108) 生薬とは、天然に存在する薬効のある物質。生姜 やミカンの皮、シナモンや紫蘇などが挙げられ、 こうした食材を積極的に取り入れることで夏バテ に負けない身体が作られていくそうだ。また、病 院や漢方薬局、ドラッグストアで漢方薬を購入、 活用するのも手だ。しかし漢方薬は薬なので、素 人判断で不用意に飲まないようにしよう、とのこ と。きちんとした知識のある人に処方してもらお う。

このように、様々な工夫で夏バテしない身体を 作っていくことができる。暑い夏を少しでも快適 に楽しく過ごすためにも、常日頃から気を配って 生活しよう。
livedoor参照

0 件のコメント:

コメントを投稿