テニスの全豪オープン女子シングルスで優勝し、感極まった様子の大坂なおみ(AP)
 テニスの全豪オープン第13日が26日、オーストラリア・メルボルンで行われ、女子シングルス決勝で世界ランキング4位で第4シードの大坂なおみ(21=日清食品)は、第8シードのペトラ・クビトバ(28=チェコ)と対戦。7―6、5―7、6―4で勝利し、昨年の全米に続く4大大会優勝を飾った。

 第1セットをタイブレークを制して先取したが、第2セットはチャンピオンシップポイントを握ってから逆転を許し、5―3の第9ゲームから4ゲーム連続で奪われる信じられない展開に。

 だが、最終セットは崩れることなく、気持ちを取り直して第3ゲームでブレークに成功。その後はキープを続けて第10ゲームを取り6―4で栄冠をつかんだ。

 サーシャ・バイン・コーチは「とても幸せ。この試合で10年寿命が縮んだよ。彼女は特別な存在。僕たちチームはなおみを100パーセントの状態でコートに出せるように素晴らしい仕事をした」とコメント。

 大坂もインタビューで「スタッフにはメンタルの面で凄く助けてもらった。テニスだけに集中することができた。あなたたちがいなかったら、ここまで来られなかった」とサポートに感謝した。