とんだ“不幸”が福男を待っていた
 兵庫県・西宮神社の「福男選び」は、年始の恒例行事である。230メートルを駆ける“レース”を制し、最も早く本殿に辿りついた者が、その年の「一番福」に選ばれる。今年、その称号を手にしたのは、広島県在住の22歳の男性。ところがその後、とんだ“不幸”が福男を待っていた。
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 件の福男氏は、中高時代、陸上部で全国大会出場レベルの成績をマーク。広島県内で消防士を務め、昨年11月には長男が誕生している。“福男誕生”を報じるニュースでは、事前にトレーニングに励んでいたと明かし、喜びのほどを語っていたのだが……。
「『めざましテレビ』を見ていて、『福男』が出てきた瞬間“どういうこと?”とわけがわからなくなりました」
とんだ“不幸”が福男を待っていた
 と語るのは、24歳の女性である。
「だって私、彼と2カ月前に出会って、関係を持ち、付きあってほしいって言われて、結構その気になっていたんです」
 2人が出会ったのは昨年11月末、広島市内のいわゆる“相席居酒屋”だった。意気投合し、2次会のカラオケを経て、ネットカフェへ。そこで関係を持ち、翌朝、福男氏から「付き合おう」と告げられた。ただし、福男氏が既婚者であることは伏せられたまま。
「彼とテレビの中の福男は顔と名前は一致してますが、経歴が違う。24歳で警官だと言っていたのが、22歳、消防士と紹介されていた。それはともかく、インタビューが進んで“2カ月前に子どもが生まれた”と話しているのを聞いて衝撃でした」
 1月10日に福男となったことで、すべての嘘がバレてしまった彼は、女性に何度も電話をかけ“SNSはやめてくれ!頼むけえ!”。一方、腹を立てた女性は、2人の関係についてツイッターで暴露する。その後、福男氏の上司から謝罪の電話があったことで、ツイートは削除した。
 福男氏本人に話をきこうと試みるも、上司を通じて「お話しすることはありません」と答えるのみ。1月24日発売の週刊新潮で詳しく報じる。
「週刊新潮」2019年1月31日号 掲載