人気YouTuberのヒカル(27)が、ファン女性に対してインターネットを介したセクハラ行為に及んでいたことがわかった。被害女性A子さんが「週刊文春デジタル」の取材に応じた。
 ヒカルといえば、金を派手に使う企画の動画で人気を博し、中でも縁日のくじ引きに当たりが入っているのかを検証した「祭りクジの闇を暴く」という動画は、3000万回以上も再生され、チャンネル登録者数は289万人以上にのぼる。

取材に応じたA子さん ©文藝春秋
 2017年の“VALU騒動”で、トレードマークの金髪を黒く染めてYouTube上で謝罪し、無期限の活動休止に突入したヒカル。だが、約2カ月後の11月18日には活動を再開した。最近では、同じくYouTuberの「怪盗PINKY」と「カル×ピン」というユニットを組み、アーティスト活動も行っている。
 復帰後は以前よりも活動の幅を広げ、人気を集めているヒカルだが、プライベートではその人気を利用し、ファンと性的な関係を持っていた。
 関西在住のA子さん(24)は忸怩たる思いを口にする。
「下着姿や全裸の画像を送れと言われて、つい送ってしまったんです。送らなければよかった……。一度でも要求を断ってしまうと嫌われて縁を切られるのではないか、という思い込みから、嫌な気持ちを殺して、応えるようにしていました」
 A子さんは2018年11月24日に大阪のイベントホールで行われたヒカルの“チェキ会(撮影会)”に参加。その日の夜、ヒカルのTwitterアカウントの1つである“ただのカリスマ”から「今日はありがとうな」とダイレクトメッセージ(DM)が来たという。
 ネットの“カリスマ”からの特別扱いに舞い上がったA子さんはすぐに返信。しかし、やりとりをしていくうちに、ヒカルからのメッセージが〈お前は俺の奴隷。わかった?〉〈調教おねだりしてみろ〉〈俺のためにえっちな写メ送れ、見てあげるから〉といった卑猥な内容ばかりになったという。
 ヒカルの要求はさらにエスカレート。結局、A子さんは下着姿や全裸の写真を送ってしまった。今でもヒカルの手元に写真が残っていることに恐怖を感じているという。
 1月11日、ヒカル本人に直撃取材をしたが、小誌記者の問いかけには無言。所属事務所である株式会社VAZは「所属クリエイターのプライベートについては本人に任せております」と回答した。
「週刊文春デジタル」のオリジナル記事では、”ネットセクハラ”の詳細を含めて報じている。また、完全版動画では、A子さんの告白内容を詳しく伝えている。
(「週刊文春」編集部/週刊文春)