酩酊(めいてい)状態だった女子大生に乱暴したなどとして、準強制性交容疑などで計5回にわたって逮捕された慶応大2年の男子学生(22)について、横浜地検は25日、不起訴処分にしたと明らかにした。
 また、共犯として逮捕されていた犯行当時少年で同大1年の男子学生(20)ら3人についても不起訴処分とした。捜査関係者によると、いずれも示談が成立したとみられるという。
 慶応大2年の男子学生をめぐっては、昨年9月29日~12月25日までの間、同容疑や強制性交未遂容疑などで神奈川県警に計5回にわたって逮捕されていた。
 捜査関係者によると、男性学生らは取り調べに対して「酒を飲んでおり、覚えていない」「合意があったと思う」などと供述していた一方、早い段階で示談が成立していたケースもあり、すでに釈放されていた男子学生もいたという。