テレビ朝日が27日夜に放送したニュース番組 「報道ステーション」でコメンテーターの元経産 官僚・古賀茂明氏が自身の番組降板を巡り、古舘 伊知郎キャスターと激しく言い合った。古賀氏は 出演直後、インターネット番組「インディペンデ ント・ウェブ・ジャーナル(IWJ)」の取材に 応じ、古舘キャスターの発言に「驚いた」と語る とともに「テレ朝には申し訳ない」とも話した。
古賀氏はIWJ代表のジャーナリスト岩上安身 氏の取材に答えた。岩上氏が「報道ステーショ ン、降板に至った経緯を話したところで古舘さん から止められましたね。驚きました」とマイクを 向けられた。
古賀氏は「私も驚きました。官邸に抗議するこ とが今日の絶対の目的でした」と述べ、「古舘さ んは私に対して平謝りで『何もできずすみませ ん』と言っていたので。私はあれくらいのことは 言ってもいいのかなと思って普通に言ったつもり なんですけど。古舘さんには立場がある。古舘さ んとは今まで非常に仲良くしていただいていたの で、止められて非常に驚きました。あそこまで言 うんだったら『言っていることと違うじゃない か』と言わせていただいた。自分では不本意だっ たんですけど」と述べた。報ステに出演した際、 古舘氏との番組外での会話を「録音している」と 語ったことの真意を述べた。
古賀氏はまた、「だいぶ気は使ったつもりだっ たんです。『I AM NOT ABE』のプラ カードを(報ステで)出させてもらったんですけ ど。『なぜあそこまでやるのか』と思う人も多い と思います。何もなくてプラカードを出せばただ のバカですよ。官邸が僕のことを個人的に攻撃し てきてるんです」と手製のカードを用意した理由 を語った。
「菅官房長官が会見で名前は言わない。わざと ですよ。言うと問題にされる。でも、誰が聞いて も私と分かるいい方で私を批判する。『あれは古 賀さんのことですか』と皆が聞きに行くと、また 名前は言わないけどますます私を特定するような いい方で『とんでもないことをいうやつだ。放送 法違反だ』と言っていると聞いています。それは 大変なことです。政府要人が免許取消もあるとい う脅しじゃないですか」と穏やかに語った。
続けて、「脅されて黙るということをしちゃっ たら…常に不安を持ちながらも『黙ってはいけな い』ということで、無理矢理、自分を追い詰めて いました。ガンジーの言葉があるように、言わな いでいたら『1人騒いでも社会は変わらない。大 人になろうと思って何も言わなくなったら、知ら ないうちに自分が変えられたことになってしま う』。僕はいつもそう強く思っているので、攻撃 されて黙るのではなく、言われたら言いたいこと をどんどん言うつもりで」と自身の姿勢を語っ た。
また、「テレ朝には申し訳なかったです。しか し、事前に相談したら周りの人は皆困る。いきな り言ったから、誰の責任にもなりません。知らな かったと皆、言えるんですから」と古賀氏なりに 周囲に気遣ったことも明かした。
livedoor参照
もう出演は無理?
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