6月6日、「AKB48 41stシングル選抜総選挙」が福岡ヤフオク!ドームで行われる。総選挙の投票券が封入されたCDシングル『僕たちは戦わない』は5月20日に発売され、170万枚を突破。好調な売れ行きを見せている。
しかし、ファンの盛り上がりとは裏腹に、テレビ業界ではAKB神話が崩れつつある。新曲を披露した5月15日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の平均視聴率9.4%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)、翌週の22日も8%にとどまった。AKBでは数字が獲れなくなってきているというのだ。テレビ局関係者が話す。
「『Mステ』の合格点は2ケタですから、番組としては計算外だったでしょう。もちろん、AKBだけの責任ではありませんが、特に強い裏番組があったわけではないので、パワーダウンは否めません」
さらに、6月3日に出演した『水曜歌謡祭』(フジテレビ系)では、3.8%と番組最低記録を更新してしまった。
「2曲を披露した上に、『選抜総選挙』の特集も放送していますから、AKBに責任が被せられても仕方ないでしょう。もともと、AKB自体、ゴールデン帯のレギュラー番組が長く続くわけではなかったように、視聴率をすごく持っているという評価はテレビ局側にそれほどありません。ただ、音楽番組は別で、AKBが出演すると、普段観ない若い層がテレビをつけるので、視聴率が上がっていたのです。なので、特にここ1カ月の不振は気になりますね」
現在、絶不調のフジテレビの新番組だったことも影響したといえるが、ゴールデン帯の3.8%は異常に低い数字だ。芸能界関係者が、この低視聴率を分析する。
「AKBに熱狂的なファンがいることに変わりはないと思いますし、音楽界や出版界にとっては、いまだにドル箱的な存在です。しかし、テレビのようなマス媒体になると、いわゆる“にわかファン”や普段興味のない主婦などへの訴求力がないと視聴率は取れません。1%で100万人観ているという計算をされるわけですからね。AKBブームが終わったことは間違いない。それを明らかにした、視聴率3.8%という結果だったと思います」
こうなると、6月6日の『選抜総選挙』の数字は否が応でも注目される。2012年は18.7%、13年は20.3%、14年は16.2%といずれも高視聴率をマーク。果たして今年は2ケタをキープできるのか。
キタキタ崩壊
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