第38回日本アカデミー賞授賞式が27日、港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われた。今年度もっとも注目を浴びたのは、なんといっても最優秀主演男優賞(『永遠の0』)と最優秀助演男優賞(『蜩ノ記』)をW受賞したV6の岡田准一(34)。男性として史上初の快挙を成し遂げて大きな話題となっている。
2006年にSMAPの木村拓哉(42)が『武士の一分』での優秀主演男優賞を辞退するなど、賞レースに消極的な姿勢を示すジャニーズ勢で初めて同賞に出席した岡田。その上、W受賞という結果を残した彼は日本映画界の最高峰の舞台で大きな花を咲かせることとなった。そしてもうひとり。華やかな会場を持ち前の存在感とセクシーなドレス姿で大いにわかせたのが大島優子(26)だ。
『紙の月』での演技が評価されて優秀助演女優賞を受賞した大島。大胆に胸元を開いた肩ひものない白いドレスに身を包んだ彼女が姿を現すと一瞬会場がざわつく。魅惑的な衣装に合わせてのワンサイドヘアも色っぽく、大人のセクシーさをふりまく彼女にはたくさんの視線が集まった。その後、ステージに登壇した彼女は司会を務める西田敏行(67)から「(演じた)役と自分を比べてどう?」と聞かれると「そっくりですね。ウソです(笑)」と余裕の返事。さらに西田から「ここにいるって存在感があった」と演技を絶賛されると「"ありがち"がテーマ(の役)だったので、友だちから"ありがちチョイス"をして役を作っていきました」とユーモアを交えたコメントで会場を盛り上げた。
「惜しくも最優秀助演女優賞の受賞とはならなかった大島さんですが、セクシーな装いと堂々とした態度はネット上からも絶賛の声が上がっています。特に多いのは迫力のあるオッパイに関してのものですが、コメント力の高さも評価されており、『優子らしい言葉だったな』『さすが大エース』といった感想が寄せられています。AKB48時代から場数は踏んでいますから、画面から伝わる表情にも余裕がありましたね。2013年には同賞の話題賞に選ばれており昨年にはプレゼンターも務めていますから、その経験も活かされたことでしょう。映画関係者にも存在感をアピールできたと思います」(芸能ライター)
日本映画界のトップ女優たちに囲まれながらも、ひときわ輝きを放った大島。しかしその一方で"アイドル感"の強さは否めないとの声もある。
「大島さんが選ばれた優秀助演女優賞には、小林聡美さん(『紙の月』)、竹内結子さん(『ふしぎな岬の物語』)、富司純子さん(『舞妓はレディ』)、そして最優秀賞の黒木華さん(『小さいおうち』)がいました。小林さんと竹内さんは黒のドレスで、富司さんと黒木さんは着物姿で出席しており、いずれもシックな装いでしたね。それゆえ大島さんの大きく胸元の開いたドレスはインパクトがあったものの、どこか浮いた感じにも見えてしまいました。
アメリカのアカデミー賞では半裸のような刺激的なドレスを着る女優も多いですが、日本ではそこまでの衣装はなかなか見かけません。特に今回の授賞式では、『ホットロード』で新人俳優賞を受賞した能年玲奈さんの大きなドッド柄が個性的な赤いドレスや、『私の男』で優秀主演女優賞に選ばれた二階堂ふみさんの全身シースルーながら露出の控えめな衣装などユニークな格好が目につきました。そんな中にあって、ウェディングドレスのような姿で登場した大島さんには少し場違いな印象を抱いた視聴者もいたのではないでしょうか」(映画関係者)
セクシーな装いで会場を彩った大島だが、その華やかさがかえって悪目立ちすることになってしまったのかもしれない。しかしそれはアイドルとして一時代を築いた彼女の特徴だろう。そしてその"華"こそが、ほかの女優にはない個性ともいえる。何事にも動じない強心臓を持つ大島には今後も率先して大人の色気をふりまきながら女優業に励んでほしい。
ライブドア参照
負けるな大島優子
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