スイス国内杯は5日、各地で準々決勝を行っ た。FW柿谷曜一朗の所属するバーゼルは敵地で ミュンジンゲン(3部)と対戦し、6-1で勝利。危な げなく準決勝進出を決めた。なお、準決勝は4月 8日に行われる。
柿谷がパウロ・ソウザ監督に猛アピールだ。今 季加入した柿谷はリーグ序盤こそ出場機会に恵ま れたが、結果を残せないでいると、負傷離脱した エースFWマルコ・シュトレラーの穴を埋めた18 歳のエンボロの活躍もあり、徐々に出場機会が減 少。欧州CLにも出場する過密日程の中でも柿谷 はベンチメンバーから外れることも多くなって いった。
それでもこの日、昨年11月23日のリーグ第16 節アーラウ戦以来、公式戦10試合ぶりの先発に 名を連ねた柿谷。チームが前半7分にMFアハメ ド・ハムディのゴールで先制するもなかなかボー ルに触れない時間が立ち上がりから続いたが、
24分、MFダビデ・カラの自陣からのフィードを ピタッと足もとにおさめ、相手の裏へ抜け出すと 細かいタッチのドリブルで相手GKをかわしてPA 右から無人のゴールに右足シュート。柿谷が昨年 10月29日の国内杯3回戦ボーレン戦以来、約4か 月ぶりのゴールを挙げた。
このゴールで勢いづいたバーゼルは、前半34 分にFWブレール・エンボロ、同40分にはMFマ ティアス・デルガドがPKを決めて、一気に突き 放すと柿谷もこれに続く。同42分、MFファビア ン・フライとのワンツーで抜け出したエンボロの 横パスを左足で決め、スイス移籍後初の1試合2 ゴールを挙げた。
カラが右から折り
5-0で折り返した後半7分、
返したボールに柿谷がフリーで飛び込んだが、 ボールを軸足に当ててしまい、決定機を逃す。
れでも同14分、流れるようなパスワークからPA 内でMFアルビアン・アジェティのパスを受けた 柿谷が、飛び出したGKを嘲笑うかのように浮か したトラップでかわし、右足で無人のゴールに流 し込み、ハットトリック達成。
その後、チームは後半36分に1点を許したが、 6-1で快勝。3得点を挙げた柿谷もフル出場を果 たし、チームの勝利に大きく貢献した。
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