お笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之
 お笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之(40)が15日、TBSラジオ「土曜ワイドラジオTOKYOナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・00)に出演。「M―1グランプリ2018」で審査員を務めた当時の心境を明かした。

 この日、ネタ番組の収録があるというナイツ。「とろサーモン」や「かまいたち」など、今大会に出演していた芸人と共演するという話の流れから塙は「一番これから会いたくないのは、和牛なんですけど」と明かした。

 塙は、決勝で「霜降り明星」に投票し、結果1票差で霜降り明星が優勝。和牛が2位、ジャルジャルが3位という結果だった。

 「『なんなんですか!』って言われないかな」と自身の審査に対し、和牛から苦情が来ないか心配した。苦情がくることを想定し、どう返したら面白くなるか考えたと言い「霜降り明星になったのは機械の故障だったとか」と言い訳を考えたが、相方の土屋伸之(40)に「いやいや、最悪だよ、余計悔しいよ」と突っ込まれていた。

 また、決勝で1位を選ぶ際の独自の審査基準を明かした。今回の審査については「その日、自分が一番好きだった人っていうので(霜降り明星に票を)入れたけど」としたが「同じ点数だとしたら若い人の方がいいかな」と説明した。

 ナイツが08年のM―1で決勝に進出した際に一票も入らなかったことや、11年に行われた「THE MANZAI」で僅差で2位になった自身の経験などから、今回のジャルジャルや和牛の気持ちも分かると話した塙。「その日、自分たちが一番ウケたと思っても審査員が決めることだから。それに対して文句はない」とし、「いろんな人の気持ちが分かるから、その分つらかった」と審査する立場の複雑な心境を語った。