上沼恵美子(左)と松本人志
 漫才日本一決定戦「M-1グランプリ」を主催する大阪・朝日放送(ABC)テレビは10日、大会審査員の上沼恵美子松本人志が、相次いで今年限りでの審査員引退を示唆したことに関して「コメントできる立場にございません」とした上で、「来年の詳細はまだ決まっておりません」と回答した。
 同局はこれまで局幹部が、上沼をはじめとした審査員の力が大会を盛り上げるために不可欠としていた。
 上沼は2日に行われた18年大会翌日の3日にABCラジオ番組で「こんな年寄りが座って、偉そうにしてる場合じゃない」「だから引退します」と審査員引退を示唆。
 松本も9日放送のフジテレビ番組で「上沼さんがいなくなったら俺も考えるからね」と審査員引退の可能性があることを明かした。
 今年の大会を巡っては、大会終了後にとろサーモン・久保田かずのぶと、スーパーマラドーナ・武智が、審査員の上沼に対する暴言をSNS配信して騒動に。朝日放送テレビは、この暴言騒動についても困惑気味で「コメントできる立場にございません」とするにとどめた。