松本人志さん(2016年撮影)
2018年の「M-1グランプリ」放送後に発生した、とろサーモン久保田かずのぶさん(39)とスーパーマラドーナの武智正剛さん(40)による、上沼恵美子さん(63)への暴言問題。謝罪はすでになされているが、一部メディアでは「2人に処分か」と報じられるなど、沈静化への道筋は見えない。そんな中、事態収拾のキーマンとして期待の声を集めているのが、上沼さんと一緒にM-1で審査員を務めていた松本人志さん(55)だ。
松本さんがツイッターを最後に更新したのはM-1が放送される前の12月1日で、5日19時時点でも動きはない。それでも、最後の更新には2人のファンから「上沼恵美子さんの審査員引退を引き留めてください」「絶対ワイドなショーで久保田と武智の上沼さんに対する暴言を取り上げてくださいね」と、松本さんに事態の収拾を求める書き込みが続々と寄せられている。

乙武洋匡さんの時にも

2人のファンから名前の出た「ワイドナショー」(フジテレビ系)だが、そのワイドナショーで、松本さんは謹慎中の有名人の復帰に尽力した過去がある。乙武洋匡さん(42)だ。
同番組のコメンテーターとしても知られる乙武さんは2016年3月、「週刊新潮」に不倫問題を報じられ、同番組を始めとしてメディアへの露出を自粛。約8か月後となる同年11月に、同番組が乙武さんの自宅でロケを行い、その様子が番組内で紹介される形で復帰を果たした。
ロケで乙武さんの自宅を訪問した松本さんは、リビングに積まれた本を見るなり、「成人向けですか?」などとツッコミを連発。繰り出される数々のツッコミに、VTRの序盤では緊張した面持ちだった乙武さんは徐々に表情を崩し、活動自粛中に当時の妻と離婚したことなどを報告。VTRの最後には、「本格的な復帰の際には『ゲスの極み乙武』として頑張っていきたい」との発言が乙武さんの口から飛び出した。
翻って今回の暴言問題だが、上沼さんと一緒に審査をしていた松本さんであればこそのウルトラC的解決策が、もしかしたらあり得るのかもしれない。
(J-CASTニュ-ス編集部 坂下朋永)