オフィスや友人との待ち合わせ、デートの前、自分の口臭が気になったという経験は誰もがあるかと思います。口臭予防は人と話すときのエチケットでもあり、クサいと自分自身のイメージダウンにもつながります。
歯磨きやガム、ミント系タブレットで口臭を予防しているという人も、一時的には緩和されても時間とともにまた気になるということも……。口臭の原因を知り、その対処法をとることでガムがなくても効率よく予防することができます。
そこで今回は、どこでもできる口臭を防ぐ裏技をご紹介します。
■現代女性は口がクサくなりやすい?
歯科衛生士として活躍されている高橋裕美さんにうかがったところ、唾液の分泌が口臭と大きく関係しているとのことです。
唾液には浄化・抗菌・消化といった多くの作用があり、口内細菌の繁殖を防ぎ、口臭を予防する効果があります。
唾液が正常に分泌されることで、虫歯や歯周病の予防になり、口臭が発生しにくくなります。
しかし、仕事や家事育児に追われる女性は唾液の分泌が減少しやすい傾向にあります。
大切なプレゼンや面接の前に口の中がパサパサになった経験はありませんか?
ストレスや緊張が唾液の分泌を妨げるのです。
また、睡眠不足や不規則な生活、長時間のPC作業で表情が薄くなることも唾液が減る原因です。
口の中が乾いてきたなと感じたときに、唾液の分泌を促してあげることは口臭予防に効果的です。
今回、高橋さんから唾液の分泌を促進させる“唾液腺マッサージ”を教えていただいたのでご紹介します。
■どこでもできる簡単“唾液腺マッサージ”
唾液の分泌を促進させる3ヵ所の大唾液腺を刺激します。
(1)耳下腺(じかせん)
耳たぶの下で、頬骨のすぐ内側のかみ合わせ部分に人差し指から小指までの4本の指を当てていた気持ちよい力加減でグリグリとマッサージする(10回程度)
(2)顎下腺(がっかせん)
下あごの骨の内側を親指の腹でグッグッと押し上げるイメージで刺激します。
フェイスラインに沿って中央から耳の下あたりまで刺激します。(一往復程度)
(3)舌下腺(ぜっかせん)
舌のつけ根の真下にある唾液腺です。
両親指をそろえて指の腹で舌を突き上げるようにゆっくりとグッと押す(10回程度)
唾液腺マッサージを行うことで、唾液の分泌が活発になり、口内が潤います。
また、リラックス効果も得られるので、お風呂の中や毎日のスキンケア時にとり入れるのも効果的です。
以上、口臭を防ぐ唾液腺マッサージをご紹介しました。
指だけでできるので、オフィスやデート前など、いつでもどこでも実践できます。
唾液は食べたものの消化を助ける働きもあるので、マッサージをとり入れてしっかりと分泌させてくださいね。
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