冷凍食品に農薬を混入したとしてアクリフーズ群馬工場の契約社員の男が逮捕された事件で、男の自宅から冷凍食品に混入されたものと同じ農薬・マラチオンの成分が検出されていたことが、
捜査関係者への取材で新たに分かりました。
２７日昼前。
２７日昼前。
冷凍食品に農薬を混入した疑いで２５日に逮捕されたアクリフーズ群馬工場の契約社員、
阿部利樹容疑者（４９）が送検されました。
取り調べに対し、阿部容疑者は「覚えていない」と話しているということですが、２７日、新たに阿部容疑者の自宅から「マラチオン」を含む農薬の成分が検出されたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
警察は混入された農薬との関連を捜査しています。
「性格的には明るい。
「性格的には明るい。
新入社員の面倒もきちっと見られる」（アクリフーズの会見 ２５日）
８年間、契約社員として勤務していた阿部容疑者。
８年間、契約社員として勤務していた阿部容疑者。
今月行われた警察の任意の聞き取りのなかで、待遇面など会社への不満をほのめかしていたといいます。
「業績評価の結果、２０１３年度の賞与の査定で減額が発生」（アクリフーズの会見 ２５日）
阿部容疑者の時給はおよそ１２００円。
「業績評価の結果、２０１３年度の賞与の査定で減額が発生」（アクリフーズの会見 ２５日）
阿部容疑者の時給はおよそ１２００円。
工場ではおととしの４月、「能力型」の賃金体系が導入されたことにより、阿部容疑者のボーナスは下がっていました。
工場関係者によりますと、去年夏のボーナスが下がったことに阿部容疑者は腹を立て、上司に文句を言っていたといいます。
会社の聞き取り調査で職場でのトラブルや悩みをたずねると、阿部容疑者はこう答えたといいます。
「みんなが給料に不満を持っている。自分はボーナスは上がったが、不満を持っている人がいる」（阿部容疑者）
実際にはボーナスが下がったのにもかかわらず、事実と異なる説明をして給料への不満を訴えたのです。
「みんなが給料に不満を持っている。自分はボーナスは上がったが、不満を持っている人がいる」（阿部容疑者）
実際にはボーナスが下がったのにもかかわらず、事実と異なる説明をして給料への不満を訴えたのです。
さらに、「自分の製造ラインは仲良くやっているが、ほかの製造ラインでは人間関係のトラブルがあった」と、他の製造ラインの職員の個人名をあげ、自分の周り以外でトラブルが起きていたと訴えていたのです。
「１００万円以上はかけていると思う。改造だけで」（バイク仲間）
趣味のバイクを高額な費用をかけ改造していたという阿部容疑者。さらに・・・
「阿部ちゃん何してるのと聞いたら、『新聞配達してる』と」（近所の人）
副業だったのでしょうか。新聞配達やカブトムシを飼育し、近所の人に売っていたといいます。
「でかいのは２万とか３万とか。趣味と実益を兼ねて」（近所の人）
一方、焦点となっているのが、農薬混入にいたる経緯の解明です。
「１００万円以上はかけていると思う。改造だけで」（バイク仲間）
趣味のバイクを高額な費用をかけ改造していたという阿部容疑者。さらに・・・
「阿部ちゃん何してるのと聞いたら、『新聞配達してる』と」（近所の人）
副業だったのでしょうか。新聞配達やカブトムシを飼育し、近所の人に売っていたといいます。
「でかいのは２万とか３万とか。趣味と実益を兼ねて」（近所の人）
一方、焦点となっているのが、農薬混入にいたる経緯の解明です。
阿部容疑者が担当していたのは工場の１階、冷凍ビザの生地作りでした。
工場関係者によりますと、阿部容疑者は他の製造ラインに出入りして冷凍前の食品をつまみ食いするなど、担当外の場所でも目撃されていました。
農薬は２階で製造されたコロッケやフライにも混入されていましたが、コロッケやフライを包装する前に冷凍する急速冷凍室と呼ばれる部屋が施錠されず、出入りが自由にできる状態になっていたこともわかりました。
農薬は２階で製造されたコロッケやフライにも混入されていましたが、コロッケやフライを包装する前に冷凍する急速冷凍室と呼ばれる部屋が施錠されず、出入りが自由にできる状態になっていたこともわかりました。
この部屋の内部は周りからは見えず、「死角」になっていたということです。
阿部容疑者が使っていた備品からは「マラチオン」が検出されていて、警察は農薬混入の経緯などについて捜査を進めています
阿部容疑者が使っていた備品からは「マラチオン」が検出されていて、警察は農薬混入の経緯などについて捜査を進めています
平和的を！!
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