日本には一期一会という言葉があるくらい、人との出会いを大切にする風潮が古くからあります。これを実践している多くがお金持ちであり、セレブです。とはいえ、人との縁は永遠ではありません、そのようなとき、セレブはどのように考えるのでしょうか?

お金持ち体質な人は細く長く付き合う

私たちはプライベートや環境が変わる度に、新たな出会いを経験し、さまざまなお付き合いを始めます。そんなとき、昔からのお付き合いを後回しにしてしまい、新たな結んだ縁に焦点をあててお付き合いしていくケースが少なくありません。確かに過去より今が大切です。とはいえ大切なことは、一度結んだ縁を軽んじてしまうことです。出会いの順番に左右されず、お付き合いをすることを心がけて行かなければなりません。

実際にビジネスで成功しているセレブの場合、自分から縁を切ることが滅多にありません。イザというときにお互いに支え合えるよう、適度な距離感を持って接しています。もちろん、お互いにプラスにならないような関係であれば、縁を切ります。

いずれにしても自ら縁を切るというよりも、「来るもの拒まず去るもの追わず」のスタンスの人が多いようです。

セレブ流、縁が切れたときの考え方

親しくしていた人から急に距離を置かれたら、何か失礼なことをしたのかな?嫌われたのかな?と考えますよね。もし心当たりがないような場合は、単に縁が切れただけだと考えるのが得策です。セレブは縁が切れたことを悲しむと言うよりも、「そこまでの縁だった」「十分に交流できた」というように前向きに考えます。離れた人を追いかけることは滅多にありません。

そもそも自分の周りの人が変わるというのは、自分の立ち位置・ステージが変わったということです。ステキだなと思う人や、憧れている人が周りに増えてきているというのは、ステップアップできているという証拠でもあるのです。「良い氣が巡ってきている」とポジティブに捉えるべきでしょう。

縁を結び直すのはアリ?!

ビジネスはもちろん、プライベートでも、一度切れてしまった縁をもう一度結び直したいと考える場合もあるかもしれません。そもそも縁というのは、必要な人に絶好のタイミングで訪れてくるものです。これは運と同じです。一度結んだ縁が切れるというのは、今の自分にとって必要ではない縁であるとも考えられます。自然の流れに乗った方が新たな出会いや縁を結ぶことができますし、開運にも繋がります。

縁が切れてしまったら、それは新たな出会いのサインです。後ろを向くのではなく、新たな縁に期待する方が良い運気に乗ることができます。
(文:飯田 道子(マネーガイド))