シンガー・ソングライターの
谷村新司(69)が「家族離散の哀歌」と週刊文春に報じられ、ちょっとした騒動だ。それによると、長男(40)が数年前、所属事務所の女子トイレを複数回盗撮。それで「何を考えているんだ」と激怒し絶縁状態に。さらに長女で歌手の谷村詩織(38)とも関係が希薄になり、本人はヒーリングサロン経営者に心酔しているというのである。
同誌によると、谷村はこの長男を事務所役員に就け、家賃100万円の生活をさせていたという。甘やかし、ドラ息子に育った長男が不祥事を起こしたという、芸能人の2世スキャンダルと同じ展開だ。「いい日旅立ち」「昴―すばる―」「サライ」と数々の名曲をつくり、上海音楽学院名誉教授などの肩書を持つ巨匠が身内のスキャンダルによって晩節を汚すのか。
スポーツ紙芸能デスクはこう言う。
「疑惑が事実とすれば、同情もされるでしょうけど、血は争えないという見方もあります。谷村さんの長男が大のスケベであるということは、ファンの間で噂になるほどだそうです。谷村さん自身、ビニ本マニアとして専用倉庫もあったということで知られている。性癖としては、いわゆるマニア系の変態嗜好もあるとかないとか。2001年のNHK紅白に出演した際は、紅組司会の有働由美子アナの着替えを覗いたという話もありました」
有働アナはこのことについて、かつてエッセーでこう書いた。
《紅白の司会者は舞台のそばを離れることができないため、舞台の通路に布をカーテンにしたところで衣装の早替えをするが、そんな着替え中に谷村新司さんがあの温かいひょうひょうとした声で“うどちゃんがんばってね”と布をめくって覗いていていかれた。あの時は着替えに集中して、“ありがとうございます”と普通に返したが、我に変えると、Tバックの下着以外、一糸まとわぬ姿》
谷村は長男に対し、「原因を作ったのは崇(仮名)だし、それでどれだけの人に迷惑をかけているのか」などと説教したというが、谷村の過去の行状を知る者からすれば、蛙の子は蛙という感想にもなってしまうのかも知れない。
来月11日の誕生日で古希となる谷村。毎日新聞のインタビューではこうコメントをしている。
「来年、メンバー3人が70歳になるのに合わせてアリスが再始動します。中国公演も実現させたいですね。同時に、中国やアジアの若いアーティストを日本に招いて、多くの活躍の機会を作っていきたいとも思っています」
日中平和友好条約締結40周年の今年は北京や上海でコンサートを行ったそうで、こんな持論も。
「国と国の政治的な関係がどうあろうと、次の世代同士が信頼関係を持って交流できる場づくりをしていくのが自分の役目」
素晴らしい志を持ちながら、身内の家族とはゴタゴタであったのか。芸能プロデューサーの野島茂朗氏はこう言う。
「子どもを甘やかして育てた資産家は、世間体を気にするあまり、家の中が荒れても、それを覆い隠そうとして、子どもの悪事を増長させてしまうことがあります。外部の道義的な批判や改善提案にも聞く耳を傾けない。ただ、谷村さんがご子息と絶縁したというのが事実とすれば、英断だと思います。覚醒剤事件を何度起こしても次男と手を切れないでいる三田佳子さんよりマシかもしれません」
今回の騒動に関しては、「谷村さんには敵がいて、そこからのリークじゃないか」との見方も芸能関係者の間にはある。しかしながら、流れる好色の血は水よりも濃かった。
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