韓国での仕事から戻った二人は、周囲を警戒しながら迎えの車に乗り込み、たけしの自宅へ帰っていった
妻と離婚できず、愛人に振り回され…、“天才たけし”に戻ってほしい!
韓国での仕事から戻った二人は、周囲を警戒しながら迎えの車に乗り込み、たけしの自宅へ帰っていった
 やや肌寒いとある夜の9時過ぎ、成田空港の到着ロビーに大きなマスクを着けたショートヘアの女性が姿を現した。ビートたけし(71)の愛人、A子さんである。ほどなくしてたけしが現れる。仕事を終え、この日、韓国から帰国したのだ。
 人目を気にしているのか、二人は数mの距離を取りながら歩いていく。そのまま迎えに来ていた車に乗り込むと、等々力(世田谷区)にある二人の愛の巣へと帰っていった――。
 仕事先が海外でも、常にたけしと行動を共にする18歳下の女性、A子さん。今年3月、たけしが『オフィス北野』から独立し、彼女と二人で設立した新事務所『T.Nゴン』の所属となったことは記憶に新しい。独立騒動から約8ヵ月、今、この『オフィス北野』が"空中分解"の危機に陥っているのだ。
 まず、11月末にも森昌行社長(65)が『オフィス北野』を退社することが明らかになった。後任は、たけし軍団のつまみ枝豆(60)が務めるというのだが……。
「枝豆さんはタレントをやりながら社長を務めるため、森社長ほど経営に力を入れることはできないでしょう。そのうえ、これまでたけしさんの活躍に『おんぶに抱っこ』状態だった事務所スタッフは、総じて仕事を取ってくる能力に欠けている。会社が立ち行かなくなるのも時間の問題です」(芸能リポーター・城下尊之氏)
 一方、愛人・A子さんと共に新事務所『T.Nゴン』を立ち上げたたけしだが、独立して以降はA子さんに振り回され、もはやかつてのようなオーラはなくなってしまったという。
「今のたけしは、まさに"裸の王様"。新事務所の運営からプライベートに至るまで、すべてA子さんの言いなりになってばかりで、彼女以外の人の意見には耳を貸さなくなってしまった。軍団の面々はもちろん、周囲の者は誰も、彼を諫(いさ)めることができません」(芸能プロ関係者)
 いまやたけしに代わって事務所を切り盛りするA子さんだが、時に強い口調で軍団の芸人たちを叱責することもあり、彼らとの間に軋轢(あつれき)が生じている。先日、芸能活動休止を発表した『浅草キッド』の水道橋博士(56)もその一人だという。
「博士は体調不良による芸能活動休止を発表しましたが、その原因の一つはA子さんなのです。もともと、たけしは博士を非常に可愛がっていて、頻繁に自宅に呼んでいました。しかし、『たけしに関わる人にはキツく当たる』と評判のA子さんは、ことあるごとに博士にパワハラまがいの言動を繰り返し、その心労で博士は参ってしまったんです」(芸能記者)
 さすがにたけしも、愛弟子の過労による活動休止には、胸を痛めているに違いない。だが、実はたけし自身、最近は私生活でも仕事でも誤算続きなのだという。
「もともとたけしの給料は、妻・幹子さんが代表を務める『北野アツシエーション』と長男が代表を務める『北野企画』に振り込まれていました。しかし、’17年4月からはA子さんがたけしの給料を管理するようになり、家族にはカネがまったく入らなくなった。これが原因で、一時はたけしとの離婚に応じようとしていた幹子さんも、態度を硬化させてしまった。さらに先日、東京五輪の公式記録映画監督が河荑直美(49)に決まりましたが、これがたけしにとって最大の誤算でした。五輪の記録映画監督就任は、71歳になった『世界のキタノ』の"人生最後の夢"でしたから。この二つの誤算によるダブルパンチで、いまの彼はすっかり弱気になっています」(前出・芸能記者)
 愛人に振り回され、夢にも破れたたけし。早く目を覚まし、かつてのような"天才たけし"に戻ってほしいものだ。
たけしとA子さんが暮らす豪邸・通称『等々力ベース』。新事務所『T.Nゴン』の住所もこの建物と同じだ
韓国から帰国し、空港のロビーを歩くたけしとA子さん。A子さんは土産物らしき紙袋をさげている
PHOTO:香川貴宏(1枚目) 山田宏次郎(2枚目) 等々力純生(3~4枚目)