もはや日常茶飯事となった、アイドル業界のスキャンダル。この5月には、六本木発のアイドルグループ「Ange(アンジュ)」を手がけている芸能プロ幹部・田代仁が、芸能界デビューを餌に未成年にわいせつな行為をしたとして逮捕されるという犯罪行為まで露呈した。
そんな中、元アイドルを自称する「大原聖南」というHNの人物が、かつて所属していた事務所の裏話をTwitterに投稿し、騒ぎになっている。イベント「アイドル横丁」への出演経験もあるグループのメンバーだったという大原は、オーディションで“バストサイズを知りたい”という名目で胸を触られたり、私用の携帯電話を執拗にチェックされたりといった被害を受けていたそうだ。未成年メンバーの飲酒が咎められなかったことや、不登校で劇場に住み着いている者がいたことなど、劣悪な環境だったことも告発。運営は古参ファンにメンバーの通う学校をはじめとした個人情報を漏らすなど不適切な行為も働いていたといい、もし事実であれば大問題だ。
大原の告発に便乗し、元アイドルが業界の裏事情を暴露するアカウントが相次いで登場。3年間の活動歴を持つという「ひまちゃん」は、メジャーアイドルだったにもかかわらず月給が9,000円だったことなど自身の待遇の悪さを明かしつつ、「夜の六本木で遊びまくってるアイドルグループ」「バンドマンとチョメチョメしまくってるアイドル」などを名指しで書き込み。「地下ドル暴露」というアカウントも、子持ちのアイドル、キャバクラで働くアイドルを、ファンなら簡単に特定できるような書き方で投稿している。大原の告発は「被害に遭う女の子を増やさない」ことを目的としたシリアスなものだが、これらは“捨て身の愉快犯”といった様子だ。
いずれも匿名アカウントであり、真偽のほどは定かではない。しかし大原は「一部の業界人には所属していたグループを明かす」とも述べており、暴露内容は法に違反する行為も含まれていることから、本人の出方次第ではさらなる騒動に発展する可能性もある。
「アイドルブーム以降、地下もメジャーもグループが急増し、身元が怪しい運営も多い。そうしたグループで活動した子が精神的に追い詰められ、辞めてから告発に至るケースが今後増えていくのでは。また、部活感覚でアイドル活動をする子が増えたため、グループを脱退して一般人になったあと、面白半分で内情を暴露する……なども起こり得る。運営は“きちんと契約書を交わす”などの体制を整え、自衛したほうがいいでしょう」(芸能記者)
体制整備は、運営とアイドル双方のためになる。しかし、書面上のやりとりだけでなく、不快な思いをして辞めていくアイドルを減らす“環境づくり”も重要だろう。サイゾー参照
アイドルも大変
0 件のコメント:
コメントを投稿