小僧寿しの元社長が逮捕された問題で、元モーニング娘。の“ミキティ”こと藤本美貴が、とばっちりを受けている。出産・育児休業から復帰後の2012年、初のCM出演となったのが小僧寿しだったのだが、その後の同社の経営トラブルで「ミキティの呪い」などという話がこじつけられてしまっているのだ。
かつて2,000以上もあった店舗は、現在400店ほどに縮小。小僧寿しは社長が相次いで退任し、13年に就任したのが米国弁護士の大西好祐氏だった。しかし大西社長は、約4,400万円の私的流用疑惑が発覚し、翌年に「一身上の都合」で退任。その後、無報酬としていたはずの役員報酬を、ウラで個人口座に振り込ませていたことも判明した。
この問題で現場は大混乱。ついには、大西元社長は強制執行妨害目的財産損壊等容疑で逮捕されてしまった。小僧寿しは今後、利益率の高いラーメン店にシフトする見通しだが、金融機関からの新規融資すら厳しい状況もある。
そんな小僧寿しのCMに、藤本はイメージキャラクターとして出演しただけなのだが、藤本が最近出演したCM企業がいずれも不幸に見舞われているというのだ。13年から出演したキリンビールはその後、シェアが急落。国内ビール業界でアサヒやサントリー、サッポロがシェアを微増する中で、キリンだけが約2%も下落して、過去最低の数字を記録してしまった。
同年、藤本は花王「メリット」のCMにも出演したが、花王は子会社のカネボウ化粧品が起こした化粧品の白斑問題による返品騒ぎで97億円の特別損失を計上。藤本のCM出演のちょうど真っただ中、会長の退任が発表されていた。
同年、藤本は花王「メリット」のCMにも出演したが、花王は子会社のカネボウ化粧品が起こした化粧品の白斑問題による返品騒ぎで97億円の特別損失を計上。藤本のCM出演のちょうど真っただ中、会長の退任が発表されていた。
さらに藤本は、昨年11月からソニーのスマホ「Xperia Z3」のローカルなインフォマーシャルにも登場したが、後にこの機種はユーザーから機体の発熱が次々に報告され、今年になって、ついにソニーも問題を認めるに至った。
ほかにも「スカルプD」のCMに出演した後、アンファーの広告費の不正計上による所得隠しが発覚した例なども指摘され、まるで藤本のCM出演が企業の不祥事を招いたと言わんばかり。
当然、こんな言いがかりは藤本にとっては大迷惑。彼女は09年に品川庄司の庄司智春と結婚、12年に男児(虎之助くん)を出産、今年1月に第2子妊娠を報告し、現在産休中。「復帰後の一発目に出演するCM企業の株は怖くて買えない」なんて意地悪な声もあるが、そんなものに負けずに、また元気なママタレとしてCM出演してほしいところだ。
怖い話である。
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