高校生同士による、路上での性行為の模様。性教育を受けていないのか……
中国で人工妊娠中絶の件数が急増している。世界における年間の中絶件数が約4,500万件といわれている中、中国の中絶件数は2013年、14年の統計で連続して年間1,300万件を超え、不名誉な“世界一”を更新し続けている。
1,300万件という数字には、薬物(人工中絶薬)による1,000万件の中絶と、民間診療所や闇医者による手術は含まれておらず、潜在件数を含めれば5,000万人に上るというデータもあるほどだ。中絶を繰り返す割合が55.9~65.4%と高いのも注目すべき点だ。3回以上中絶した経験のある女性は13.5%で、さらに45%は中絶の間隔が半年~1年半という短期間に連続して行われていた。上海市に住むある女性は、23歳で年齢と同じ23回もの中絶を行ったことがあるという。
中学生による、学校内でのハレンチ行為が後を絶たないようだ
理由のひとつは、性行為の低年齢化だ。
中国の30省の病院300カ所・中絶症例約8万件の統計調査によると、中絶した女性の平均年齢は28歳で、最も低い年齢は13歳だった。うち24歳以下の中絶は全体で28.5%を占め、19歳以下の割合も3.1%あった。深セン市では中絶をする患者のうち、未婚者の割合が3割を超えているという。杭州市では学生を対象に無料で中絶を行う援助措置を5年前から始めたところ、毎年、前年比24%の割合で利用者が増加しているという。上海市の統計でも、中学生ですでに5%が性行為を経験しているというデータが出た。
さらに、未婚の青少年に対して行った統計では、婚前の性交渉に対し、60%の若者が「問題ない」という態度を取っており、22.4%が経験済みだと答えた。しかし、性への考え方がオープンになりセックスを謳歌することと、若者が十分に避妊や性病の知識を持っているかは別の話だ。統計では、避妊について理解している若者は、経験者の中で4.4%にしか満たなかったという。また、経験者の半分が、初めて性行為をしたときに避妊をしていなかった。
こちらも、学校の敷地内で青姦セックスを満喫中。性のモラルが崩壊している。
広州市在住の日本料理店オーナーは言う。
「中国にはラブホというものがなく、時間貸ししている一般ホテルもチェックイン時に身分証がいるので、近所のマンションの一室が“闇ラブホ”になっている。いつもジャージ姿の中学生や高校生が出入りしていますよ。あと、IKEAなどの家具店に陳列されいるベッド上でも平気で抱き合ってイチャイチャしてるカップルもいるし、性のモラルも崩壊していますよ」
中国のネット上には、避妊や中絶に関して、さまざまな意見が飛び交っている。
「コンドームのCMは禁止するのに、中絶のCMは奨励している。だから国内では避妊に対する間違った知識が広がって、避妊はせず、中絶だけするようになった」
「先進国のように、学校で『性行為』のことをきっちり教えるべきだ。ネットでアダルト動画を簡単に見られる環境も変えたほうがいいんじゃないか」
「一人っ子政策のために、中絶は必要だった。だから、中絶広告は奨励されているのだ。政策が緩和されて2人目が産めるようになっても今さら遅い。生活が苦しくて、その負担を負える人が少ないから、結局中絶する」
というふうに、国への批判ともとれる意見も見られた。上海市在住歴10年の日本人ビジネスマンは言う。
「女性向けの美容サイトや通販サイトなんか見ていても、中絶専門クリニックのバナー広告がバンバン出てきますよ。一人っ子政策が当然だった40~50代の親世代がそもそも『中絶は悪くない行為』と刷り込まれてしまっているので、娘が望まない妊娠をしても、体の負担のことを考えず『さっさと中絶すればいい』と考えている。コンドームの普及率がよくないのは、中国製コンドームは粗悪品が多く、厚さもあって、装着感がハンパなかったから。日本製の薄いコンドームが普及すれば、この国も中絶件数が減ると思うんですけどね」
確かに、中国の街中には「人流(人工流産→中絶)は安全で簡単!」「気楽に15分寝てればおしまい」などとうたった広告があふれている。中絶件数の増加は、「一人っ子政策」の負の遺産といえるのかもしれない。
サイゾー参照
中国が壊れていく
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