埼玉県のさいたまスーパーアリーナできのう17日(2018年10月)に予定されていた沢田研二のコンサートが、開演1時間前に突然中止となった。係員は「契約上重大な問題が発生したため」と繰り返すだけで十分な説明はなく、楽しみにしていたファンから困惑の声が上がった。
視聴者提供の映像によると、午後5時開演予定のコンサートの中止が発表されたのは、午後4時すぎ。「大変申し訳ありません。本日の公演は、契約上の重大な問題が発生したため、中止とさせていただくことが決定しました」と係員が拡声器で声を張り上げ、入口に手書きの張り紙が掲示された。

ファンは「元気でいてくれればいい」

ファン歴45年の女性は「なかには詰め寄る方もいましたが、大体の方は残念だったねと諦めて、沢田研二さんの体調が理由だったら心配だよね、と逆に心配している様子でした」と語った。
SNS上では「ドタキャン、中止かよ」「勝手にしやがれ!」などの怒りの声の一方で、「すっごい寂しいけど、ジュリーが元気でいてくれれば」と気遣う声もあった。

以前にも直前に中止

沢田のコンサートは2004年10月にも直前に中止になったことがあり、この時の主催者は「お客さんをたくさん入れることができなかった」と理由を説明していた。
スポーツニッポンの文化社会部の阿部公輔部長は、ドタキャンの理由として、「開場前に警備や楽器が届かないなどの不備が見つかったのではないか」「動員予定数が規定数に達しなかったのではないか」の2点を挙げた。
司会の小倉智昭「ジュリーファンは受け止め方が温かいですね。ファン層がお年を召した方が多いからこうなのかもしれない。若い人ならこうはいきませんよね」