日曜劇場「下町ロケット」で孤高のエンジニア・軽部役を演じ、反響を呼んだ徳重聡(C)
 俳優の阿部寛(54)が主演を務めるTBS日曜劇場「下町ロケット」(日曜後9・00)は14日、25分拡大でスタート。無愛想なエンジニアに扮した俳優・徳重聡(40)の演技がインターネット上で反響を呼んだ。

 経営難に追い込まれた下町の町工場・佃製作所が技術力により困難を打ち破る様を描き、列島に感動を呼んだエンターテインメント巨編の3年ぶり続編。前作は2015年10月期に放送され、最終回の平均視聴率22・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。15年の民放連続ドラマ1位に輝く大ヒットとなった。

 「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」「陸王」に続き、池井戸潤氏の原作は5度目のドラマ化になるTBSだが、続編制作は初。今回も、おなじみの伊與田英徳プロデューサー&福澤克雄監督のゴールデンコンビを中心に制作。第2弾の原作「下町ロケット ゴースト」(小学館)は7月20日に発売されたばかり。宇宙から大地へ、新たな物語が始まった。

 徳重が演じるのは、佃製作所のエンジニア・軽部真樹男役。過去に別会社で開発経験があり、仕事への情熱は人一倍あるが、ぶっきらぼうでドライな性格に加え、口調も気力なさげに聞こえる。

 佃製作所が自動車などの部品「トランスミッション」の開発に新たに挑むにあたり、軽部はリーダーとして立花(竹内涼真)加納(朝倉あき)とプロジェクトチームを組むが、コンペが迫る中、連日、定時の午後6時退社。

 ようやく完成した立花の設計図に対しても「野暮ったい。やり直し。コストオーバーしているじゃねぇか。話にならねぇよ」と席を立つ。またも定時に帰る軽部に、立花は「いい加減にしてくれよ。チームなんですから、アドバイスの1つぐらい下さいよ。じゃあ、あなたはあれ以上のスペックが出せますか」。軽部は「スペック、スペックって、うるせぇなぁ。どんだけスペックが高かろうが、予算内に作れなきゃ、何の意味もないねぇんだよ。無駄。無駄な努力。付き合うのも、無駄」と吐き捨てた。立花は激昂。軽部の背後から帽子を投げつけ、衝突した。

 黒縁メガネ姿の徳重は「『1億人の心をつかむ男』新人発掘オーディション~21世紀の石原裕次郎を探せ!~」グランプリのさわやかなイメージを一転。SNS上には「軽部のいけ好かなさよ。徳重聡やったんか。めっちゃいいね。 嫌味ったらしい役とか影のある役がうまいって素敵」「徳重聡?全然気付かなかった!」「軽部役誰だろー?って調べたら、イケメンの徳重聡さんで驚いた」「別人に見える」などの声が上がった。

 一方「軽部さん、愛想がいい方ではないけど、いいとこ突いてくるじゃないか。芯はありそう」「言動に間違いはないんだよな…安易に憎めない」などの感想もあり、今後の役回りが注目される。

 徳重は「現場のピリピリした緊張感はすさまじいものですが、とても楽しい毎日です。熱いメンバーの中で1人冷めている軽部ですが、私自身はとても熱い思いで演じております」と張り切っている。