林修と“初耳コンシェルジュ”役の大政絢
ドラマ「下町ロケット」(TBS系)の初回放送日でもあったこの日。林は「『下町ロケット』、原作も面白いですよね。今回は(ドラマに登場する大企業)“帝国重工”の昇進・出世も物語のポイントになってくるということで…」と、話題の新ドラマも絡めながら「無能な人ほど出世する」と主張した。
この刺激的なトークテーマにスタジオのゲスト陣はヒートアップ!
林が「何でこいつが出世してんだ?っていう人、身のまわりにいません?」と問いかけると、スタジオレギュラーの立川志らくが「います。笑点の(二代目)林家三平」と涼しい顔で回答。落語界では4年後輩にあたる人気芸人を「彼が悪いわけじゃないけど、有能な落語家がいっぱいいるのになんであいつ、あそこに座ってんだ?って」と名指しでイジり、スタジオを沸かせた。
続けて千原ジュニアがゲストの峯岸みなみに「たとえば…AKB48なんかどうですか?」と振ると、峯岸は「わ!来た!AKBですか…」と戸惑いながらも「この人ホントに顔…顔だけだなって思う人はいます」と、こちらも実名告白。
諸般の事情を考慮し、気になるお相手は“ピー音”で伏せられたが、峯岸は続けて「アイドルですから顔も才能のうちです。“ほっとけない”とかも含めて(才能)だけど、(AKBの)中からしたらやっぱり“顔だけだな”って思う」と毒を吐き、スタジオの喝采を受けた。
■ 大企業の管理職が“無能だらけ”な理由
スタジオが盛り上がったところで、澤部佑が林に「優秀な人も出世しますよね?」と反論すると、林は「世界中の企業は『無能』な管理職だらけなんです」とピシャリ!
林は、トップセールスマンとして評価された人物が主任に出世するケースを例に挙げ、「セールスマンとして要求される能力と、主任として要求される能力は違う。上がっていくにしたがって管理する対象は変わり、範囲も広がっていく。その結果、上のポジションに必要な能力を持たない人が出世する、ということがすべてのポジションで起きる」と力説した。
これは米の教育学者、ローレンス・J・ピーターが提唱する「ピーターの法則」に基づいた考え方だという。中島健人の「野球の“名選手は名監督にあらず”みたいな話ですか?」の問いかけに、「そうなんです」とうなずく林。ピーターの法則では、昇進よりも昇給で部下のやる気に応える方法や、昇進前に新たなポジションの訓練を十分に受けさせる方法などが解決方法として提案されている。
スタジオでは、「それに、無能な人が上のポジションにいたとして、自分を脅かす有能な部下を昇進させると思います?それが『無能な人ほど出世する』ということにもつながるんです」と続けた林に、ゲスト陣は「なるほど…」と納得の表情を浮かべ、世の中の皮肉な現実を噛みしめた。
21日放送の「林先生が驚く初耳学!」では、ゲストに山田裕貴が登場。さらに、ダイエットにも有効な驚きのトレーニング方法を紹介するほか、立川志らくがUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)でアトラクションを体験リポートする。(ザテレビジョン)

10月14日放送の「林先生が驚く初耳学!」(TBS系)で、林修が“大企業では無能な人ほど出世する”という世の中の皮肉な現実を指摘。スタジオのゲスト陣を唸らせた。