NHKいよいよ検証番組放送へ…
26年前から「虚飾」
ゴーストライターと聴覚障害偽装で世間を欺いた作曲家、
佐村河内(さむらごうち)守氏(50)の問題で、
NHKが検証番組放送の必要性を認めるなど、
依然として影響が続いている。
検証放送はNHKの籾井(もみい)勝人会長が13日の定例会見で言及した。
佐村河内人気に火をつけた昨年3月のNHKスペシャル「魂の旋律~音を失った作曲家~」について籾井会長は、
「結果としてだまされた、
気が付かなかった。
視聴者には真実と違う放送になってしまったことをおわびするしかない」と謝罪。
報道陣から検証番組の必要性を指摘されると、
「なんらかの形でやる必要があろうかと思います。
制作現場とよく話し合った上で決めたい」と、
トップ自ら検証番組に前向きな姿勢を見せた。
これまでNHKは、
視聴者や他メディアから問題点を指摘されても、
検証番組には消極的な態度を続けてきた。
今回は社会に与えた影響が大きいこともあるが、
籾井会長になってNHKに“自浄作用”が働き始めたとする見方もある。
メディアを利用して知名度を上げてきた佐村河内氏。
その原点ともいえるのが、
26年前、
1988年5月31日付のサンケイスポーツで報じられた「公開プレゼン」だ。
「第2の矢沢永吉」と銘打ってロック歌手を演じた佐村河内氏が、
レコード会社への“せり”として、レコード会社9社の関係者や約100人の観客を前に、
派手なアクションでオリジナル曲を歌唱した様子が伝えられた。
長髪に派手なアクションを披露して“成り上がり”を目指した佐村河内氏だったが、
このときは塗り固めた嘘を周囲に見抜かれて歌手デビューへの道は閉ざされた。
だが、
佐村河内氏はのちにメディアを手玉に野望を結実させてしまった。
暴かれたウソ
見抜けない時代
真実はどこ?
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