イタリア・ローマで行われたインフラの老朽化に抗議するデモの参加者ら(2018年10月27日撮影)。(c)Filippo MONTEFORTE / AFP
【10月28日 AFP】イタリアの首都ローマで27日、数千人の市民がインフラの老朽化に抗議してデモを行った。

 デモ参加者は市当局が道路に開いた穴や倒木、道路の危険箇所などの周囲に張るプラスチック製のオレンジ色のネットの切れ端を掲げてローマの交通やごみ収集の劣悪な状況をもたらした責任は、ビルジニア・ラッジ(Virginia Raggi)市長にあると訴えた。

 最近ではバスが炎上したり、公園が管理されずに荒れ放題になったり、空き家が麻薬密売人に占拠されたりするなどの事例が相次いで市民の不満が高まり、ソーシャルメディアには「ローマはもう限界だ!」というスローガンが拡散していた。

 先週にはローマの主要地下鉄駅構内のエスカレーターが暴走し、主にロシア人サッカーファンの20人以上が負傷するという深刻な事故まで起きていた。

 伝統的な左右両派の政党ではローマを財政難から救うことはできなかったという見方が広がっていた2016年、ラッジ氏はポピュリスト政党「五つ星運動(Five Star Movement)」からローマ市長選に出馬し67%の得票率で当選。同市初の女性市長となった。

 しかしラッジ市長は市幹部の人事や前任者から受け継いだ問題の解決などで困難に見舞われており、支持率は急落している。
【翻訳編集】AFPBB News