とんねるず
 とんねるずの公式ファンクラブが今年(2018年)大晦日を以て閉会することが発表された。いよいよコンビでの活動がなくなるのか。はたまた解散してしまうのか――。
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 ファンクラブ閉会は10月1日、公式ホームページで発表された。
〈とんねるずオフィシャルファンクラブTN Loungeは、今後の運営について協議した結果、2018年12月31日(月)をもって閉会することとなりました。
つきましては、2018年10月1日(月)13:00をもちまして、新規入会の受付を終了させていただきます。
当ファンクラブを通じ、とんねるずを応援してくださった皆様に心から感謝いたします。
また、至らない点が多々ありましたことを心からお詫び申し上げると共に、皆様にご協力いただきましたことをスタッフ一同この場をお借りして御礼申し上げます。
とんねるずへの変わらぬご声援を、何卒よろしくお願いいたします。〉
とんねるず
 文面を読む限り、今後もコンビとしての活動を継続するようだし、コンビの所属事務所「アライバル」はJ-CASTニュースの取材に対し、解散をきっぱり否定した上、「2人で出演する番組を考えている最中」とも答えている(J-CASTニュース:18年10月2日)。ファンは一安心と言えそうだが……。
「とんねるずとしてのレギュラーは『みなさんのおかげでした』(フジテレビ系)を最後になくなりましたが、現在も続いている『夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ!スペシャル』(テレビ朝日系)はまだ続くでしょうし、この年末か正月には『みなさん~』の1コーナーだった『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』がスペシャル番組として組まれるという噂もあります。ただし今後、とんねるずというコンビでレギュラー番組を持つのは難しいかもしれません。高くなりすぎたギャラの問題やスタッフの若年化などにより、各局とも新番組には消極的ですからね」(民放関係者)

木梨は早朝“ジジイ”ラジオをスタート

 今後は、個々での活動をしていくということだろうか。石橋には「みなさん~」終了直後にスタートした“大人のノスタルジーを刺激する”深夜トーク番組「石橋貴明のたいむとんねる」(フジテレビ系)がある。
 一方、木梨のほうは、この10月から早朝ラジオのレギュラー番組「土曜朝6時 木梨の会。」(TBSラジオ系)がスタートしたばかり。“50代となって早起きになった木梨が、これから迎える週末を充実させるお手伝いをします”を行うというコンセプト。木梨は近著「木梨憲武って!?」(KKベストセラーズ)のなかで、〈来る高齢化社会。若い人に「案外ジジイって楽しそう」と思われる、そんなジジイ番組でも始めるか〉とも書いている。
 石橋のゲストを招いた深夜のトーク番組に対し、木梨は早朝の“ジジイ”ラジオと、2人が進む方向は対照的だ。
「一見、石橋のほうが若々しく感じますが、トークの内容は昔を振り返るもので後ろ向き。ジジイを打ち出している木梨ですが、現在を楽しもうとしており前向きなんですね。そのあたりの考え方の違いが、コンビの間に出てきているのかもしれません。彼らの所属事務所である有限会社アライバルは、石橋が社長、木梨が取締役を務めていました。実を言うと、木梨はこの6月に辞任しています。アライバルには、とんねるずの2人に加え、石橋夫人である鈴木保奈美(52)、そしてとんねるずの番組に出演した縁で元関西テレビの局アナで競馬ジャーナリストの杉本清(81)が所属しているのですが、木梨夫人である安田成美(51)は所属していません。彼女は元々、田辺エージェンシーに所属する女優でしたが、産休を経て、復帰した頃に株式会社コッカという事務所に移籍しました。このコッカの社長を務めるのが木梨なんです。保奈美が産休後に、ホリプロから石橋のアライバルに移籍したのと同じパターンで、しかも同時期なのですが、成美はなぜアライバルでなくコッカを選んだのかが、今頃になって注目されています。もしかすると取締役を辞めた木梨は、アライバルも辞めて独立するのではないか。それならば、ファンクラブを閉会するのも合点がいきますよね」(芸能記者)
 コッカとは、木梨が16年に出版した絵本の妖精の名である。そのコッカの入るビルは、かつて木梨憲武・安田成美夫妻が経営するカフェ「3116 GALLERY CAFE」があった場所でもある。現在の木梨は、アート系の活動に力を入れていることはご承知の通りだ。
「とんねるずは解散などしなくても、これまで通り仕事を続けることは可能だと思います。コンビといえる芸も近年はなかったのですから。しかし、今年は安室奈美恵(41)や貴乃花(46)という平成の巨星2人が相次いで引退したでしょう。その流れというか、ノリでとんねるずの電撃解散があってもおかしくはない。むしろ、そのほうが“とんねるずらしい”という声もあります。12月31日解散記念に紅白で熱唱とか、特番をやったって盛り上がりますよ」(前出・民放関係者)
 盲腸で入院しただけの木梨の追悼番組(すぐにシャレだと分かるのだが)を放送して、非難殺到の前科もあるとんねるずである。もう一発、打ち上げ花火があってもいいかもしれない。
週刊新潮WEB取材班
2018年10月9日 掲載