2020年1月30日木曜日

ロンドンブーツ復帰会見“宮迫一人だけ復帰活動”を淳が真っ向否定

ロンドンブーツ復帰会見“宮迫一人だけ復帰活動”を淳が真っ向否定




会見するロンドンブーツ1号2号の田村淳と亮(カメラ・小泉 洋樹)
 「闇営業」問題で昨年6月から芸能活動を休止していたお笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮(48)が30日、都内でトークライブを開き、活動を再開。ライブ後に相方の田村淳(46)と会見した。
 亮は「NEW REBORN LONBOO」と書かれた白いTシャツを着て、黒色のTシャツを着た淳と一緒に登場。「心配をかけたり、不安をかけた方々、誠に申し訳ありませんでした」と冒頭に語った。久々に舞台に立ったことについて「温かく迎えて下さて、シンプルにうれしくなりました。もうちょっと、冷ややかな目で見られるのかなと覚悟していた」と感想を口にした。ライブでは温かな言葉に涙ぐんだという。
 昨年7月にともに会見をした雨上がり決死隊の宮迫博之(49)が、亮をおいて一人で復帰を企てようとして、それを淳が怒ったという報道が一部であった。これには淳が全くそういうわだかまりはないと真っ向から否定し「ちゃんと取材をしてくれれば答えた」と怒りをあらわにした。
 亮は昨年6月に大規模振り込め詐欺グループの会合に闇営業で出演したことが発覚し、無期限謹慎処分に。今月、活動再開が吉本興業から発表され、この日の舞台で復帰した。会見場所は昨年7月に亮が宮迫と2人で謝罪会見を行った場所を選んだ。
 亮は新たに芸能事務所「LONDONBOOTS」所属となり、吉本興業との間で、タレント自身がマネジメントを行える専属エージェント契約を結ぶ形での活動再開となった。

宮迫&ロンブー亮「反社知らず」「ノーギャラ」釈明崩れ絶体絶命 スポンサーが追放決断か










疑惑が深まってきた田村亮
 特番やイベントのオファー取りやめに――。反社会的勢力の忘年会に、事務所に無断で出席し“闇営業”をしたと批判を浴びている「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)とロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)の“追放”に、スポンサーが動きだしそうだ。これまで「反社会的勢力とは知らなかった」「ギャラは受け取っていない」としてきたが、その内容が大きく揺らいできたのだ。関係者はすでに「宮迫への特番やイベントのオファーが取りやめられている」と明かす。これではスポンサーの決断も時間の問題だ。
 この問題は、先週発売の写真週刊誌「フライデー」が報じて発覚したもの。大規模振り込め詐欺グループが2014年12月27日に都内のホテルで開いた忘年会に、多くの吉本所属の芸人が出席した。参加したのは仲介者の「カラテカ」入江慎也、宮迫、田村亮のほか、レイザーラモンHG、ガリットチュウの福島善成。ほかに無名の芸人が2~3人いた。
 さらに14日発売の同誌によると、この忘年会の半年前の同年6月ごろ、同じ詐欺グループの首謀者の誕生会に吉本所属の芸人が数多く出席したという。参加していたのは入江のほかムーディ勝山、「天津」木村卓寛、くまだまさし、ザ・パンチ、2700(現在はザ ツネハッチャン)など。
 この会には詐欺グループのメンバー100人以上が出席し、司会は入江が務めていたという。
 契約解除の原因となった忘年会について、入江は「反社会的勢力とは知らなかった」と話していたが、同誌は「それは真っ赤なウソ」と断言。詐欺グループの元メンバーは、この誕生会の前に少なくとも3度、入江と飲み会で同席したという。
 この場で幹部連中が「詐欺で稼いでいた」と話していたといい、これに入江は「悪いことしないと稼げないっすもんね」と笑っていたという。
 また、宮迫ら忘年会に参加した芸人たちは「ギャラは受け取っていない」と主張しているが、元メンバーは「絶対に払っていた」と同誌に証言。忘年会と同様、芸人を呼んだのは入江で、仲介料として100万円支払った。しかも「ギャラは手渡しではなく、振り込み」と、細かい部分の証言も。
 さらに驚くべきは、忘年会に参加したロンブー亮も、入江と同様に詐欺集団だと認識していたという。その証拠として、この誕生会直前にあった入江主催のイベントに、詐欺グループは協賛として参加。この時「詐欺で稼いでいた」と言う幹部に、亮はうなずいていたというのだ。
 宮迫や亮ら、忘年会に参加した芸人は「反社会的勢力とは知らなかった」「ギャラはもらっていない」と一様に話しているが「もはや信じる人はいないでしょう」と言うのは芸能プロ関係者だ。
「そもそも『フライデー』が先週報じた忘年会も、亮はラジオ番組で『入江にノーギャラですけど、と誘われ、フラッと行った』と話していた。だが、今回の『フライデー』の報道が事実なら、忘年会の半年前に詐欺グループの幹部に会っていたことになる」
 一方、宮迫や亮は、忘年会について「ノーギャラだった」と主張しているが「ギャラよりも、反社会的勢力だと事前に分かっていたとしたら、それこそ大問題ですよ」(同)。
 忘年会の半年前の会合には、宮迫が参加したとは報じられてはいない。とはいえ、亮が反社会的勢力と認識していたとしたら「宮迫も分かっていたのでは!?」という疑問は当然、湧いてくる。
 「忘年会に出席した芸人は、今後も『知らなかった』『ノーギャラ』と主張し続けるだろうが、亮はもちろん、宮迫のことも誰も信じないだろう。実際にその影響は既に出ている。まだレギュラー番組の降板はないけど、特番やイベントなど、宮迫への多くのオファーが取りやめられているのが実情なんです」(イベント関係者)
 今後、宮迫や亮のレギュラー番組に「影響が出るのは時間の問題」との声も出ている。
「民放はスポンサーの力が絶大。テレビ局がどれだけ『宮迫に出演し続けてほしい』と願っても、スポンサーが『出演させるな!』と言えば、従わざるを得ない」(テレビ局関係者)
 業界内では「年末のダウンタウンの番組じゃないけど、『宮迫、アウト!』と言われている」なんて声も。
 宮迫も亮も、もはや逃げ道はなさそうだ。

2020年1月22日水曜日

声優・石川界人がラジオで“不適切発言”日本酒の擬人化プロジェクト「神酒ノ尊」越乃寒梅役降板

声優・石川界人がラジオで“不適切発言”日本酒の擬人化プロジェクト「神酒ノ尊」越乃寒梅役降板



声優の石川界人
 実在の酒造銘柄をキャラクター化したプロジェクト「神酒ノ尊―ミキノミコト―」(通称みきみこ)は21日、越乃寒梅役の声優・石川界人が自身のラジオ内で不適切な発言をしたとし、同役を降板すると公式サイトで発表した。

 「神酒ノ尊」はアニメや漫画などでコンテンツを展開。担当銘柄のお酒を飲みながらの晩酌配信番組もある。

 石川は2012年、アニメデビュー。14年、第8回声優アワード新人男優賞に輝いた。

 発表は以下の通り。

 越乃寒梅役の石川界人さんにつきまして、ご本人のラジオ内で一部配慮に欠けた発言があり、その発言に対して不適切とのご意見がありましたため、弊社より要請の上、越乃寒梅役を降板いただくこととなりました。

 後任は、高橋広樹さんにご担当いただくこととなりました。

 今後とも「神酒ノ尊―ミキノミコト―」プロジェクトをよろしくお願いいたします。
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2020年1月21日火曜日

櫻井翔 元同僚語る恋人の素顔…バラエティ配属で号泣の過去


櫻井翔 元同僚語る恋人の素顔…バラエティ配属で号泣の過去


櫻井翔 元同僚語る恋人の素顔…バラエティ配属で号泣の過去
1月16日発売の『週刊文春』で、慶應大学時代の同級生・A子さん(38)との“ベトナム婚前旅行”を報じられた嵐の櫻井翔(37)。
彼女が長年勤めていた関西のテレビ局の元同僚はこう語る。
「大学時代、A子さんは仲間たちから『将来はアナウンサーになるのでは』と噂されていたそうです。ただ、彼女は一見派手に見えますが、自分が目立つよりも裏方志望だったんですね。在学中に秘書検定の資格も取得していました」
彼女は就活中、テレビ局の番組制作に興味が出てきたという。
「『どうしてもバラエティ番組の制作を担当したい!』と就活に挑み、入社後、希望どおり、バラエティ番組の制作に配属が決まったとき、彼女は泣き崩れたそうです。彼女は思い立ったら全力でひた走るタイプ。当時から美貌は際立っていて、『同期入社のアナウンサーより、アナウンサーっぽいのにね』と言われていました」(前出・A子さんの同僚)
この元同僚によれば、A子さんの入社後しばらくして、櫻井さんが共通の友人に「実は付き合っているんだ」と打ち明けていたと言う。
「確か12~13年ほど前のことでしたね。櫻井さんが『news zero』(日本テレビ系)の月曜キャスターに就任したころだったと記憶しています。実はA子さんの卒論は“戦争報道”についてでした。キャスター業を始めるにあたり、旧知のA子さんにも相談したのかもしれません。硬軟織り交ぜた時事問題を話し合うなかで、交際に発展するようになったのだと思います」
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昨年1月、嵐が’20年末をもって活動を休止すると発表。7月には元恋人でテレビ朝日の社員だった小川彩佳アナ(34)も医師と電撃結婚。11月には嵐の仲間である二宮和也(36)も結婚した。
「激動の日々を送っている櫻井さんが、嵐の活動休止や周囲の結婚を目の当たりにして、自分の今後の人生をもう一度、見つめ直したようです。その結果、20年来の仲で、彼のことを常に気にかけてくれるA子さんを改めて“大切な女性”だと気付いたのでしょう」(前出・A子さんの同僚)
「女性自身」2020年2月4日号 掲載

20周年ツアー真っ最中…嵐・櫻井翔「解散するから」の現実味






まさか…(C)日刊ゲンダイ
 にわかには信じ難いが、ジャニーズのアイドルグループ「」に“解散説”が流れているというから、穏やかじゃない。ファンからすれば、気が気ではないだろう。
 嵐を知る関係者によると、メンバーの櫻井翔(36)が学生時代の仲間たちとの“飲み会”で、驚きのひと言を発したという。
「櫻井は11月の週末の夜、オープンしたばかりの東京・銀座のクラブラウンジに、慶応時代の友人たちと集まって飲んでいたそうです。業種はバラバラで、『82年会』というそうですが、櫻井は酒が進むにつれ、どんどん冗舌に。いきなり『嵐はもう解散するから』『1月以降はスケジュールも入っていないから』と言い放ったんだとか。櫻井は酔っぱらうとはっちゃけるタイプで、場を盛り上げるための悪い冗談かもしれませんが、周りにいた友人たちは驚いていたと聞いています」
 今や国民的アイドルグループの嵐は、来年20周年。現在は11月の札幌を皮切りに、来年1月に大阪で千秋楽を迎えるアニバーサリーツアーの真っただ中。やはり、にわかには信じ難い。
「その飲み会の数日後、(同じ嵐の)ニノ(二宮和也)が自分のラジオ番組で、人間関係について『(喧嘩して)絆が生まれるとかあるじゃん? あんなの絶対ないと思ってるから』『俺の中ではそれは絶対にないの。喧嘩したらそこまでだから』なんて話していた。そのせいで、仲間内でも『櫻井とニノが喧嘩したのか?』なんて、あらぬ噂に拍車が掛かったようですね」(前出の関係者)
 いずれにせよ、ツアー終了後の嵐のグループでの活動は、「VS嵐」(フジテレビ系)、「嵐にしやがれ」(日本テレビ系)などの冠番組の出演だけのようだ。果たして解散はあるのか。
 音楽ジャーナリストの渡邉裕二氏が言う。
「今年のNHK紅白歌合戦の司会は櫻井さんですが、2016年は相葉さん、2017年は二宮さんでした。業界内では嵐のメンバーが交代で紅白の司会を務めるのは周知の事実になっているようです。来年、再来年も残りのメンバーが司会を務めるので、少なくとも2020年まで解散はないと思いますよ。嵐は1999年にデビューしましたが、数年間売れなかったので団結力が強い。仲の良さが売りのひとつでもあります」
ファンの不安が杞憂に終わればいいが……。

2020年1月19日日曜日

加藤紗里が妊娠 10日にスピード離婚を公表 父親は「元夫」養育費請求

加藤紗里が妊娠 10日にスピード離婚を公表 父親は「元夫」養育費請求




加藤紗里
 タレントの加藤紗里(29)が妊娠していることが18日、分かった。今月10日、7歳年上の会社経営者と3カ月あまりでスピード離婚したことを公表したばかり。加藤はスポニチ本紙の取材に「再婚はせずシングルマザーとして育てていく」と話した。

 加藤によると、すでに安定期に入っており初夏に出産予定だという。本紙報道で結婚が判明した11月中旬にはすでに妊娠していたことになる。

 9月25日に結婚し、妊娠発覚は「10月末~11月ごろ」とも説明。その当時「夫の過剰な束縛により、夫婦関係は極めて悪化していた」と話したが、子供の父親について「元夫です。DNA鑑定を受ければ、間違いなく証明できる」とした。

 親権については「元夫側は求めてきていない」と主張。離婚協議を進める中で、元夫に「養育費として支払い可能な額面と、支払期間の提示を求める書面を弁護士の指導で作成し、手渡しした」と話したが、元夫側から「返答が来ていない」と説明した。今後も協議を続けるという。

 また加藤は、元夫が交際中に、経営する会社の資金を私的流用しており、その補てんとして貸した500万円が返却されていないとも主張。その一部についても支払いを求めていくとした。今後、両者の金銭トラブルに発展する可能性がある。

加藤紗里、スパ中にホテル火事!「全裸に紙パンツ状態だった」







instagramより@katosari
 タレントの加藤紗里(28)が24日、自身のインスタグラムで、韓国のホテルで火事に巻き込まれ避難していることを報告している。

 加藤は「パラダイスシティホテル火事でスパ中に追い出されたから全裸に紙パンツ状態だったからパンツ無い寒い。荷物もない。帰れません。。。」とタオルにくるまった画像を投稿した。

 ファンからは「寒いでしょ。大丈夫なんですか?」「体調崩さない様に気をつけて下さい」などの心配のコメントの他。スパ中の出来事だったため“全裸に紙パンツ状態”と書いてあるにもかかわらず、サングラスをかけている不自然な画像に「全裸で追い出されて紙パンツのみ、荷物もないのにサングラスはあるんですね」「誰かに写メ撮ってもらってるし。余裕」など賛否の声が投稿されている。

まだ頑張っていた・・・。

2020年1月17日金曜日

性依存症に陥るのは“遊び人”だけじゃない、加害者・被害者がハマる意外な理由

性依存症に陥るのは“遊び人”だけじゃない、加害者・被害者がハマる意外な理由

※写真はイメージです
 性的な行動への依存は、俗に「性依存症」「セックス依存症」と呼ばれているが、世界保健機関の診断基準(ICD)では「性嗜好の障害」に分類される。痴漢や盗撮を繰り返すなど加害者になる一方、性暴力の被害者になることもある。
性依存は、依存症の中でもなかなか理解されにくい。加害も被害も“好きでやっている”と思われがちだ。

性依存傾向の人は生きにくさを感じていがち

 公務員の鈴木貴男さん(仮名=20代)は盗撮を繰り返し、3回目の逮捕で常習として処分された。駅構内で女性利用客のスカート内をスマートフォンで撮影、大阪府迷惑防止条例違反に問われたのだ。このとき西谷裕子弁護士とつながった。
 西谷弁護士は鈴木さんのケースで医師の診断までは求めなかったが、ICDで盗撮は「窃視(せっし)症」という精神疾患に分類される。
 西谷弁護士は、もともと罪を犯した人を一般社会に更生させる「更生保護」に関心があった。実践する過程で「治療的司法」にたどり着いたという。犯罪の背景や原因に、福祉や医療の不足や、被疑者に依存症などの問題がある場合、刑罰を中心にするのではなく医療や福祉、心理との連携によって再犯防止や更生を支援していく考え方だ。これに弁護士の立場から取り組んでいる。
「被疑者の生い立ちや生活歴、何が引き金になるのかを丁寧に聞き取ります。カウンセリングや、認知行動療法によるグループミーティングにつなげることもあります」(西谷弁護士)
 鈴木さんの場合、公務員一家で、型にはまった“安定志向の価値観”や“道徳的な人生観”を押しつけられてきた。鈴木さん自身には発達障害の傾向があり、両親との衝突が絶えなかった。思春期になると、大人との関係がうまくいかず、イライラした感情を性的に解消しようと盗撮をするように。就職後も対人関係のトラブルを抱え、盗撮を繰り返した。
「鈴木さんは逮捕されるまで盗撮を繰り返し、やめられませんでした。このままやめられなければ、遅かれ早かれ刑務所に行かねばならず身の破滅につながるため、私の事務所に連絡がありました」
 若い被疑者の場合は親子で訪れ、治療に取り組む例も多い。
「相談者は性依存傾向の人が多いです。常習になっている人もいます。鈴木さんのように成育歴が関係していたり、障害やその傾向などがあって、生きにくさを感じている人が多いです」

人は人の中で回復する

 一方、服役後の出所者を支援しているNPO法人『マザーハウス』(東京都墨田区)も、性犯罪の加害者と接点を持つ。2019年夏、窃盗容疑で逮捕され、起訴猶予になった吉田克さん(仮名=40代)もそのひとり。過去に、迷惑防止条例違反や強制わいせつ罪で、何度も服役していた。
 吉田さんは、強制わいせつのほかにも性犯罪を繰り返しており、性依存症に陥っている可能性がある。
 マザーハウス理事長の五十嵐弘志さんは、吉田さんと毎日のようにLINEで連絡をとり、行動をチェック。さらに支援態勢を整備するため、生活保護や障害者、保健所などの担当者を集め、話し合っていた。
「連絡用にスマートフォンを渡すと、吉田さんはアダルト動画のサイトにアクセスして、架空請求にあってしまった」(五十嵐さん)
 吉田さんが性犯罪で服役を繰り返している間にデジタル環境は様変わり。簡単に性的な画像を見られて、欲望を刺激する情報であふれている。そのため五十嵐さんらの働きかけで性依存症を治療するクリニックにつながった。
 だが数か月後、女性の胸を触り、再犯してしまう。
「性依存症と診断されたのは受診したクリニックが初めて。何度も性犯罪を繰り返していたので警察や検察が問題視してもいいはずですが、今回の逮捕後も精神鑑定はありませんでした」
 吉田さんは再度、刑務所に入る可能性があるが五十嵐さんは見捨てない。性依存症の人を支援するには長期的視点が必要だからだ。
「人は人のなかで回復します。人生を聞くところから依存症の回復が始まる。吉田さんは母親と同年代の女性スタッフがいると落ち着いた様子を見せていました。話を聞くと、彼は母子家庭育ち。ほかのきょうだいより手をかけてもらえなかったそうです。いまは苦しいかもしれませんが、いつ(NPOに)戻ってきてもいいんです」(五十嵐さん)
 法務省も無策ではいられない。'04年11月に、奈良県奈良市で女子児童が殺害された事件をきっかけに、刑務所などでは、認知行動療法という心理療法をベースにした「性犯罪者処遇プログラム」を行っている。
 性依存症を治療対象にする医療機関も出てきた。性暴力加害者を性依存症という医療の枠組みでとらえる医療機関のひとつが、榎本クリニック(東京都)だ。繰り返す加害行為を「衝動性で反復的な強迫的性行動」に位置づけし治療を行う。生活習慣を安定させ、再犯防止のため、よりよい人間関係を作り上げるためのコミュニケーションスキルのトレーニングも実施する。
「患者は逮捕起訴され刑事手続きの入り口段階の対象者が多い。家族や弁護士を通じて、問い合わせが多数あります」
 こう話すのは同クリニックの精神保健福祉部長で、社会福祉士でもある、斉藤章佳さん。なぜ犯罪として刑罰を科すだけでなく、治療の対象となりうるのか?
「性嗜好障害という精神疾患の側面があると診断することで、家族の協力が得られますし、本人の理解が深まり、行動が変わるよう促しやすくなります」
 これまでに対応した性依存症の当事者は2000人を超える。うち、痴漢が約800人で最多。次いで盗撮が約400人、強制性交が約200人、児童性愛が約150人だという。
 ただし、診断書や裁判目的だけの依頼は断っている。
「性犯罪全体では顔見知りへの性暴力が7割ですが、当院の患者の場合、見知らぬ相手への加害を繰り返してきた人たちが対象。当院の調査では、逮捕歴は平均5回以上。問題行動の開始から逮捕までにかかる年数は平均して痴漢が8年、盗撮が7・2年、児童性愛は14年です。子どもが被害者の場合、何をされたのか理解できず、成長したあとに被害を思い出すことも多く、すぐに事件化しません。
 痴漢や盗撮の場合は一見、問題のなさそうなサラリーマン男性が多い一方で、小児性加害者は何らかの障害を抱えるケースもみられます。発達障害の診断がつかないグレーゾーンのケースも少なくない。初診では、重複障害の有無を必ずチェックします」(斉藤さん)
 加害者の陰には無数の被害者がいる。同クリニックでは、性犯罪被害者の治療やカウンセリングも行う。
「被害者は自暴自棄となり、不特定多数と性的関係を持つことがあります。自分には価値がないという思いに苛まれていますが、性交渉中は相手から大切にされている感覚もある。そのため性的な関係にはまり込み、依存します。このような性依存症の場合、自殺や自傷のリスクとも密接です」

合意なきセックスで繰り返される被害

 性依存症に陥ってから、性暴力の被害に遭った当事者もいる。
 接客業の田上真由奈さん(仮名=40代)は25歳のとき、「人と話せることは楽しいんだ」と思うようになり、親しみを感じる相手に依存し始めた。それまでは他人を信用できず、心を閉ざしていたと話す。
 高校時代、吹奏楽部の活動を懸命に取り組む中で、うつ状態になった。部活の厳しさに加えて、家庭では門限がうるさく、祖母や母が成績に過度に口を出し、男女関係にも口を挟むなど「監視されている」環境。
 だが、社会人になってからは少し自由を感じるように。複数の男性と性的関係を重ね、次第にセックスに依存するようになった。
「今まで甘えられなかった部分をぶつけているようでした。子どもに返ったかのようでした」(田上さん)
 ただ、複数の男性と身体を重ねていくうちに、同意のないセックスを何度も経験する。田上さんにとっては性暴力だが、男性たちは理解せず、何度も被害に遭ってしまっている。
「危険とわかっていても、やっぱり性的関係を求めてしまうんです」
 性依存症の人たちは周囲の理解が得にくく、孤立しやすい。その現状に沿った支援が求められている。
(取材・文/渋井哲也)
渋井哲也(しぶい・てつや) ◎ジャーナリスト。長野日報を経てフリー。自殺や自傷、いじめ、依存症など若者の生きづらさを中心に執筆。東日本大震災の被災地でも取材を重ねている。近著に『ルポ 平成ネット犯罪』(ちくま新書)


就活女子大生をレイプした自ら「性獣」と名乗る住友商事社員








3月27日、警視庁中央署から送検される三好容疑者
就活生を食い物にするリクルーター制度の闇
3月27日、警視庁中央署から送検される三好容疑者
「彼は大学時代からよく女の子を"お持ち帰り"していました。自分でツイッターに『性獣、三好琢也』と書くぐらい、性欲はかなり強かったです。住友商事に内定した後も、同期の女の子に手を出したりしていたので、全然変わってないなあと思っていました。でも、まさか強姦までやるなんて……」(大学時代の先輩)
 就職活動中の女子大生・A子さんに性的暴行を加えたとして、住友商事元社員の三好琢也容疑者(24)準強制性交等の容疑で逮捕された。三好容疑者は、3月1日にOB訪問のため上京したA子さんと同社男性社員の3人で居酒屋に行き、イッキ飲みを強要して泥酔させると宿泊先のホテルに送っていった。そしてカードキーを盗んだ後、立ち去ったふりをして部屋に戻り、A子さんを強姦したのだ。
 事件を起こした三好容疑者は香川県立高松商業高校を卒業し、1年の浪人を経て慶應大学法学部に入学。大学では拳法部に所属するコワモテだった。
「小学校から高校まで空手をやっていたらしく、空手三段、拳法二段の有段者。かなり武術の心得はありました」(同前)
 大学卒業と同時に住友商事に入社し、営業部門に勤務していたという"エリート"がなぜこんな事件を起こしたのか。
 その背景には大手商社独特の新人採用システムがあるという。
 某商社の20代社員はこう語る。
「大手商社を受ける学生は、少なくとも10人以上OB訪問をしています。というのも面接の途中で、『何人OB訪問した?』 『一番よかったのは誰?』といった質問をされることが多いからです。OB訪問が実際にどの程度採用に影響するのか会社によって違うとは思いますが、志望する学生のほうはOB訪問が極めて重要と思い込んでしまっている」
 そんな学生の弱みにつけ込んだのが、三好容疑者だった。『人生を無駄にしない会社の選び方』の著者・新田龍(りょう)は、こう警告する。
「かつてのOB訪問は、志望する会社に勤務している大学の先輩をツテとして訪問する方法でした。ところが最近は、大学の就職課などを通さずに誰でも志望する会社の社員と直接コンタクトを取れる『OB訪問アプリ』がある。これが出会い系サイトと化しているのです。
 就活生は、ネットの発達で妙に頭でっかちになっていて、『会社の公式サイトなど表の情報だけを鵜呑みにしていたら勝ち抜けない』と裏読みをし、非公式に社員と会うことで自分は特別な情報を得ていると思い込む。そんな状況で、OBから『じつは自分はリクルーターで、面接用の評価マニュアルを持っている』と言われたらどう思うか。言葉巧みに誘い出され、言うことを聞いたら選考も通してやる、と言われて真に受けてしまう学生も多い」
 全国紙で就職活動に関する連載記事を寄稿していたジャーナリストの石渡嶺司氏はこんな指摘をした。
「(逮捕された三好容疑者は)入社1年目でまだ仕事も満足に任されておらず、社内ではいわば抑圧された状態だったのでしょう。それでいて就活を乗り切ったという自負は強い。そんな人間がリクルーターという制度で就活生に対して強い立場に立ち、しかも"自分に役得があったっていいじゃないか""相手がいいと言ったら自由恋愛だ"と考えた結果、最悪のケースが起きてしまったのかもしれません」
 エリート意識丸出しで、内定のカードをちらつかせ女子大生を強姦した三好容疑者の犯行は卑劣極まりない。同様の事件が二度と起きないようにするために、厳罰を受けるべきだろう。
住友商事は、事態を把握した3月上旬には三好容疑者を懲戒解雇にしていた
慶應大・拳法部の公式ブログに掲載されていた写真。部内ではムードメーカーだった
PHOTO:蓮尾真司(送検写真) 結束武郎(住友商事本社)

いきものがかり山下 レイプ報道前に反論 所属事務所強く抗議「ねつ造と確信」

いきものがかり山下 レイプ報道前に反論 所属事務所強く抗議「ねつ造と確信」

「レイプ報道」に反論した「いきものがかり」の山下穂尊
 男女3人組ユニット「いきものがかり」の所属事務所が16日、メンバーの山下穂尊(ほたか、37)が飲酒して意識のない女性をレイプしたとする報道に対し「双方合意の上であり、法に触れるような行為はございません」と反論した。

 報道は、17日発売のフライデー(講談社)。昨年2月下旬、デートで山下に自宅マンションに誘われた女性が室内で飲酒したところ、意識がもうろうとし、気がつくとベッドの上で性行為をされていたと訴えている。女性は同6月に警察に被害届を提出したが、捜査は進んでいないとみられる。

 誌上では、女性が山下に「強姦(ごうかん)」されたと訴え抗議し、謝罪を求めた会話アプリ「LINE」のやりとりを写した画像を掲載しているが所属事務所はねつ造されたものだと主張している。

 事務所は山下のLINEで女性とのやりとりをチェック。その結果、画像のようなやりとりはなく、山下が削除した形跡もないとして「ねつ造である文章であると確信しております」とした。講談社には警告書を送付し、誠意ある回答がない場合は法的措置も検討するという。

 事務所は「このようないわれのない誹謗(ひぼう)中傷に対しては強く抗議するものです」としている。

 グループは昨年、結成20周年を迎えた。昨年12月には現在の事務所から独立し、今年4月に新会社を設立することを発表している。

 ▽いきものがかり ボーカルの吉岡聖恵(35)、ギターの水野良樹(37)と山下の3人組ユニット。小中高の同級生だった水野と山下が同級生の妹だった吉岡を加えて99年に結成。地元で路上ライブを重ね、03年にインディーズ、06年にメジャーでデビュー。NHK紅白歌合戦に計11回出場。グループ名は水野と山下が小学1年の時に同じ「生き物係」だったことに由来する。

AV出演は「自己決定」なのか 「サインがあれば強要ではない、は絶対にちがう」








関連画像
若い女性がアダルトビデオへの出演を迫られる「AV出演強要」など、AV業界を取り巻く問題について考えるシンポジウム「AV問題を考える会」(AV男優の辻丸さん主催)が2月16日、都内で開かれた。現役AV女優の神納花さん、元AV女優の松本亜璃沙さんのほか、映画監督の森達也さん、グラビア女優の石川優実さん、ライターの小川たまかさんが登壇。シンポ後半では、「強要」をどう捉えるかという議論に入った。
●AVの撮影現場に、女性がもっといれば変わるだろう
森達也さん(以下、森):ブラック企業でも言われている問題だから、特殊な問題じゃないと思います。一番の根源にあるのは、男性が、女性のリビドー(性的衝動)をわからないからです。厳密に言えば、(男性である)辻丸さんのリビドーもわからない。ただ、男だから、ある程度わかる。僕はまだ女性のリビドーがわからない。だって、女性にはなれないから。女性の意識の内側がわからないけど、根底にあるのは男性社会になっているから。
AVの撮影現場に、女性がもっといれば変わるだろうと思います。政治でもなんでもいいですが、女性が進出する社会になれば、構造はガラッと変わると思います。女性はもっと社会進出してもいいと思うし、国は女性優位にしていいと思います。そうすれば、AV業界も変わるのでは。
小川たまかさん(以下、小川):性被害者の話になったときに、政治のほうに持っていくのはやめてほしいです。「左翼・右翼」にからめて叩くとか、めんどうくさくて仕方がないです。
辻丸さん(以下、辻丸):「シングルマザーのAV女優はモテるはず」(編集部注:AV人権倫理機構の河合幹雄理事の記事より)と書いてますが、結婚相手にも苦労しないはずなのに、彼女たちはAV女優の道を選んでいます。「女は顔がよければモテる」。こういう決めつけがあり、男はみんなそうです。ヒールの高い靴の強制反対に対して、多くの男性たちは驚いた。だったらなんとかしようと言う人と、今まで平気だったからと言う人と、フェミニストが騒いでいると言う人。男と女の無理解があります。「女はこうに決まっている」と思っている。
●「AV村と一般社会」「男性と女性」という枠組みで考えないほうがいい
神納花さん(以下、神納):もう少し枠を取り払って、一人ひとりの人間を相手にする社会であってほしいと思っています。「AV村と一般社会」とか「男性と女性」という枠組みで、考えないほうがいいと思います。枠組みで考えると、自分もその中に入っている安心感を得たかったりして、カテゴリーわけをしてしまうからです。取り払っていくためには、「人間一人ひとりに人権・人格があり、それは一人ひとり違う」という教育をすべきだと思います。
小川:森さんがおっしゃった「0か1」にすごく似ていると思うんですけど、半分だけがわかるということでもいいのではと思います。少しでもムカつくことがあったら、その人の話を聞かないというのはやめたほうがいいと思います。
神納:拒絶しなければ、理解が難しい人からも学べます。お互いのことがわからなくても、こちらがわかってあげようとすれば、相手も理解してくれます。「一人ひとりの人権を自覚する」ということを教育すべきで、AVに入ってくる人たちでも「お互いを大事にしよう」と伝えていけるルール・システムをつくりたいです。
石川優実さん(以下、石川):私もそう思います。グラビアをやっていて、自分の意思が尊重された現場は半分くらいでした。しっかり説明してくれたり、ギャラを細かく言ってくれた現場と、そうじゃない現場はまったく違うわけです。女の子が軽視されていて、お金稼ぎのためだけに使われていて、女の子がどうこういっても変わりません。権力のあるほうが、しっかりと「みんな人間なんだ」という意識を気にしすぎというくらいにならないと変わらないのではないでしょうか。
●AV女優のセカンドキャリアが確立されていない
森:辻丸さん、あなたは30年業界にいるわけだけど、たくさんの泣いている人たちを見てきて、少しでも良くしたい、傷つく人が少ないようにしたいと発言してるんだけど、呼応する人は出てこないのか。
辻丸:基本的に、(業界の人たちは)そういう方面で「目立とう」という意識がありません。女性にモテるような仕事だったら男優も喜んでやるけど、社会問題に取り組もうという人がいません。ある有名女優が「差別されることを知らない」と言いましたが、その女優さんには言わないと思います。監督はうしろめたさがあるから、「悪いのは覚悟のない女優だ」と言います。
松本亜璃沙さん(以下、松本):女優への差別に関して。たとえば、自分が(企業の)人事だったとして、過去にAV女優だとしたら採用できるか。たしかに、差別があると思います。セカンドキャリアが確立されていません。引退しても戻ってきてしまう。引退と復帰の繰り返し。AV倫理機構には、セカンドキャリアの支援をしてほしいです。
辻丸:業界側が、ユニオン的な存在を求めていません。一方で、「女優は個人事業主」と言っているけど、支配構造は変わっていない。表面的には、AV人権倫理機構があるから「ちゃんとやってますよ」というお墨付きがあります。
●やりたくないのに、やらないといけなくなる状況
神納:「自己決定の大切さ」を考えています。お店で働くときもそうだったし、業界に飛び込んだときも、「これから履歴書どうしようかな」と思ったけど、それでもやりたいと思った。結婚、出産、離婚も経験したけれど、自分の意思だから、後悔はしていません。自分の意思だから納得して、満足しています。
日本全体に言えることだけど、自己決定について理解している人は少ない。就職決めるときも、「親がこう言ったから」「先生がこう言ったから」、会社でも「上司に言われたから」という人が多すぎると思います。学校、就職の場面でもそうなんですけど、「自己決定の大切さ」をもう少し一人ひとりに考えさせることが必要だと思います。
石川:自己決定の話なんですけど、ツイッターで「グラビア、AV、風俗、レースクイーン、みなさん、自分で選んでやっているんでしょ」という投稿がありました。もちろん、自分からやっている人はいます。ただ、私の時代は、自分からやりたいといってはじめた人はそこまで多くなかった。「グラビアをやらないとだめだよ」と言われてはじめた人がいて、そういうのは自己決定とは違うと思います。
(かつて)共演した女優さんも「AVをやりたくて、はじめたわけなんていないよ」と言っていました。やりたくないのにやらないといけなくなる。そういう状況になってしまうことを考えないといけません。女の子がどうしても、AVをはじめないといけないときに、業界じゃない人が間に入って説明して、それでも「やりたい」と言えば、それは自己決定ですが、一切説明せずに入れてしまうという体質がよくないと思います。
●悪い意味で、女優を商品扱いしなくなった
小川:AV強要では、(プロダクション等が)洗脳したり、「出演すればスターになれるし、テレビに出れるし、ファンが増えて、良いことことずくめ」と良いことばかり言うと記事に書いたとき、「自分の業界を良くいうのは当たり前じゃないか」という反応がありました。それはそうですが、リスクのある業界なんだから、とことんリスクを説明すべきじゃないか、という立場を取っていくべきです。
神納:そのところをうまく解決しようとして、AV人権倫理機構は「女優は責任能力のある個人事業主だから、強要もされていないし、自分で考えて選んでいる」という契約書をつくっています。それは、とても冷たい話だと思います。昔は、「女優さんは事務所の商品であり、事務所が管理するものであり、何かあったら事務所が悪いよ」と言われていましたが、責任能力のある個人事業主だから、事務所も責任とることもないし、悪い意味で、女優を商品扱いしなくなったと思います。
●強要問題はどんどん忘れられ、なかったことにされている
辻丸:これだけ「Me Too」が起きているのに、強要問題がどんどん忘れられようとしています。AV出演強要という言い方も変えていかなければ。「出演」という言い方にしてしまうから、「出演したんでしょ」「女優でしょ」「それが強要はおかしい」と。被害者からすれば、「AV現場でレイプされて売られたんだ」という人もいる。それなのに業界側は「覚悟が足りない」「嫌ならやめてしまえばいい」として、「だから強要はないんだ」という方向に持っていこうとしています。
強要問題はどんどん忘れられ、なかったことにされています。個人事業主と言われているのに、女優さんの要望が受けいれられなくなっています。今後もずっと(そういう流れが)続いていて、悪い方向になっていく。「Me Too」運動も、オリンピックのあとにはなかったことにされる可能性すらあります。
●単体女優と企画女優で格差がある
(編集部注:シンポ終盤は質疑応答コーナーとなった)
――AV強要の「強要」定義はなんでしょうか。(契約書に)サインすれば「強要」にあたるのでしょうか。事務所との関係や社会的に追い詰められてしまったというのも含めて、強要ですか。だったら、話が噛み合っていないのでは?
神納:たぶん噛み合っていません。被害にあった人の意見を聞くと、「契約書にサインをすることを強要された」「大人の男の人がいっぱい監視している中で、無理やり書かされた。不安な思いで、これを書かないと、家に帰れないんじゃないか」「年齢確認で免許証を出してしまって、コピーされてしまって、名前を書かないと大変なことになってしまうのでは」と。本当に悪徳なところだと、まったく契約書を読ませないまま、急いで書かせて、内容がわからないまま、という話も聞きました。AV人権倫理機構は、出演する意思を固めてきたという証拠をとるために、印鑑を家から持参するというルールを作りました。
松本:(私は)自分の意思で業界に入りました。(当時)契約書は読まされていません。人事に「ここと、こことにサインして」と。その日のうちに、事務所と仲の良かった監督さんのところに連れて行かれて、そこでデビュー作を撮りました。すごいハードでした。(契約内容を)聞かされていなかったということでは、強要だったと思います。
有名な女優さんなら、何を言っても許されますが、(私のデビュー)2本目の撮影で、嫌だなということがあったけど、許されませんでした。それから2年後、私は結構売れていて、同じ監督さんの撮影だったけど、「なんでもOKです」と言われました。売れている女優さんは女王様なので、嫌なことはされていないし、強要はされていません。やっぱり、企画扱いの女優さんだと扱いが違い、格差社会だと感じています。
●「サインがあれば強要ではない」は絶対に違う
辻丸:前回(の「AV問題を考える会」)登壇した元女優さんは「殺人以外なんでもされた」と。そんな人でも「すべては自己責任だ」と言った。また、何を持って「強要」というのかも前回議論されました。(AV監督の)安達かおる監督は「本人がどう思っても、それは犯罪だと問うべきだ」というふうに。一方で、「強要」というと「被害者がどう感じたかではないか」という意見もあります。
森:一般論でしか言えないんですけど、怖い言葉で脅されたり、嘘をつかれたりしても、「この場はサインしたほうがいいのかな」「みんなが黙っているから、黙ったほうがいいのかな」というレベルとおなじ同調圧力で、サインして撮影された場合もあるでしょう。それも含めて強要だと思っています。「サインがあれば強要ではない」というのは絶対に違うと思うし、最終的には、弱いほうが、声が小さいほうが「強要された」と言うのであれば、強要なんです。
もちろん冤罪もあるけど、強いほう、大きなほう、ゆとりのあるほうが、小さいほうを守る。小さいほうが苦痛を訴えれば、それに対して対処するのが、大前提だと思います。それがないのはまずいでしょう。
たとえば、AV女優全員が自己決定したかというと、そうではないと。では、他の仕事はそうでしょうか。みんなそうやって仕事しているわけです。だから、AVというジャンルを特別化してしまうことに気づいた。もちろん特殊な部分もリスクもあるが、そういう部分を勘案しても、同時に、普通の人がやっていることです。ディレクターもプロデューサーも社長もみんな含めて、ふつうの人がやっていることです。ゼロにするのは無理でも、ベターにすべきだと思います。「なんでそうしないの?」と思います。
●権力を振りかざしてセックスしようとするのも「強姦」ではないか
小川:強要問題が報じられたあとで、強要の被害相談を受けた例としては、ホームページ上で、パーツモデルの募集というのがあります。契約書には、動画撮影もします(AVも含む)と書いてあって、「これはみんなに書いてある」という説明。契約書にサインすると、その次の週から、AVの営業周りに連れて行かれて、「もう断れないでしょ。だって仕事が決まった時点で人件費かかっている」と言われる。それは詐欺じゃないかと思います。
石川:「Me Too」のときに、グラビアの露出強要があったという記事を書きました。事前に聞いていた露出の話じゃなかった。マネージャーが「OKだ」と勘違いしていた。私が「ダメ」と言ったけど、出版社に聞いたら、「その露出がOKで仕事を受けているから、もう断れない」と。自分で断って逃げ出すことができませんでした。
その話をすると、当時は「自己責任」といわれることが多かった。今は強要と言われるが、そう思ってもらえない時期がありました。AV強要でも、無理やり押さえつけられたときしか、想像できていないのではないかと思います。(強姦の場合)いきなり車に連れ去られて、無理やりされたことが強姦とされます。しかし、許可をとらずにしたのも、権力を振りかざしてセックスしようとするのも強姦だろうと思います。そういう認識の違いがどちらにも同じように出ています。
辻丸:業界側は「ファンタジー」という言葉でごまかしています。ファンタジーだからそんなおかしなことはない。強姦だとどういうことか、男もわかるが、AVで強要と言われるとわからない。「AV現場でレイプされたんだ」というふうに持っていくべきです。ブラック企業のパワハラもまさに強要です。男性だったらなおさら「覚悟が足りない」という言い方をされる。決して、男性も他人事じゃないというふうに強要問題をとらえていただきたい。
●男優の中には「人間扱い」されていない人も
――出演されている人に聞きたい。どういう理由で業界に入って、今それをどう思っているか。男優さんの場合はギャラの違いがあるのか。
神納:(私の場合は)好奇心です。いろいろ勉強したいと思って、業界に入りました。実際やってみて、メーカーだったり、現場だったり、作品の趣旨だったり、本当にピンからキリまで。自分が望んでいたものを学べる現場もたくさんありました。なんでやらないといけないのか、と思う現場もありました。そう思ったときも、「これを撮っている監督のことを知ろう」と思うことで、自分のエネルギーに変えていました。
俗にいう「汁男優」にも背景があります。単純に興味がある人もいれば、出すことに命をかけている人もいます。事情がいろいろある。たくさん学ぶために現場に行っています。結果として、そういうことを勉強できて良かったと思います。
松本:最初は、お金がきっかけで業界に入りました。1年くらいやってから、作品をつくりあげる楽しみが出てきて、「もっと売れたい!」という気持ちに変わっていきました。当時の旦那さんに(出演が)バレてからは、「隠さずにやっていこう」と思って、パブ全開で売れました。そこから、ものづくりとかお金だけじゃない、楽しみを見出せました。男優のギャラは擬似(本番)だと同じですか。
辻丸:同じではないです。
松本:だいたい「1作品いくら」という感じですよね。
辻丸:男優は女優より理不尽で、人間扱いされていない人たちがいます。AV創世期のころは差がなく、みんな同じでした。それが、数が増え、ピラミッド型になって、ギャラも差ができて、中堅や下の人は、上に対して何も言えません。ぶっちゃけ、なんで男優になるかと言うと、みんな金を稼ぎたいから、ただのスケベ。それだけのことです。そのうちにプロ意識が芽生えてくる。基本はスケベ心です。世間は、同じ本番じゃないかと見てしまう。
(弁護士ドットコムニュース)

2020年1月15日水曜日

元子役てんちむ、17歳で年収3500万円も…フルヌードの仕事を後悔

元子役てんちむ、17歳で年収3500万円も…フルヌードの仕事を後悔


 『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、元子役でYouTuberの“てんちむ”が登場し、「『天才てれびくん』を辞めたら超絶グレちゃった先生」として授業を行った。

 番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”に平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、岡田結実、NGT48・中井りか、BOYS AND MEN・水野勝らが出演。
 小学5年生のとき、NHK Eテレ『天才てれびくんMAX』の中心メンバーとして出演し、大ブレークしたてんちむ。現在、26歳のてんちむはチャンネル登録者数約100万人を超える人気YouTuberとして活躍中だ。

 中学時代からやっているブログで、15歳になる頃には月収約100万円を得ていたてんちむ。16歳でモデルとしてスカウトされ、カリスマギャルとして再ブレーク。ブログとモデルに加えて、プロデュースした商品が大ヒットすると、17歳にして最高年収は約3500万円に。
 驚きの年収額に平成ノブシコブシ・吉村は「いい加減にしてくれよ! 17歳だよ?」と激しくツッコミ。動揺する吉村にハライチ・澤部が「頑張ろうよ」と励まし、笑いを誘った。

 その後、“白ギャル”ブームを察知したてんちむはギャルを卒業。「きっとギャルは衰退していく」と考えた上の決断だったが、仕事は激減した。「ギャルじゃない私には価値がないのか」と思い悩んでいたとき、映画の主演オファーが舞い込む。

 チャンスだと思い、オファーを受けたてんちむだったが、映画にはフルヌードシーンがあった。「ヌードといえど、映画だから」とプロ根性でやりきったが、映画の公開が近づくにつれて出演を後悔。ふさぎこんでしまい、2年間の完全引きこもり生活を経験することになる。
 自身の経験から「自分が心中できない選択はするべきではない」「あなたの人生はあなた一人の人生ではない」と教訓を紹介したてんちむ。番組内で涙を浮かべる一幕もあった。自暴自棄になったてんちむに訪れた“人生の転機”とは? 続きはAbemaビデオ(期間限定・無料)で配信中。
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)


ユーチューバーてんちむ、過去のAV出演疑惑に涙の釈明「仕事を選べる立場になかった」 ネットの中傷は“弁護士に相談”






てんちむ
 ユーチューバーのてんちむが19日、自身のYouTubeチャンネル「てんちむCH」に動画を投稿。過去に受けた仕事に対する噂に関して言及し、現在ネットで遭っている被害について告白している。

 現在、チャンネル登録者数93万人を誇る人気ユーチューバーとなったてんちむは、2014年5月に公開された映画「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」に出演した。てんちむはこの作品で大胆なフルヌードを披露し、女性同士の激しい絡みや際どい濡れ場に挑戦。この作品はDVDとなり、ディレクターズ・ロングバージョンも発売されたが「R18」の指定を受けるほど過激なシーンが多かった。

 映画公開後、出演部分の写真がネットに出回るようになり、「AVに出演したのでは」との噂が立ち始めたという。今でも匿名で写真を送り付けられることもあり、被害については弁護士に相談していると話している。

 てんちむは、この映画への出演について「映画として作成しても、視聴者の見方によってはAVだと判断されることもある」と説明。「当時は仕事を選べる立場ではなかった」と涙を浮かべながら当時の心境を語っている。

 この告白について、ネットでは「映画は際どい描写が多かったけど、しっかり作品として成立しているなと感じましたよ」「がんばって濡れ場に挑戦しているてんちむが印象的でした」などと、てんちむを励ますコメントが見られた。その一方でネットには「どうみてもAVだろ。あれを映画としてみる方が無理ある」「AVの入門編みたいな作品。下手な演技が作品のクオリティを下げている」と批判するコメントも寄せられている。

 現在ユーチューバーとして活躍するてんちむだが、小学5年生の頃には『天才てれびくんMAX』(NHK)に出演して人気を集め、2007年の連続ドラマ『こどもの事情』(TBS系)では子役として主役を務めた。その後いったん芸能界を引退するも、2010年にファッション誌『Nicky』のメインモデルに抜擢、ギャル系モデルとして再ブレイクを果たした。2016年からはコスメやファッション系の動画を配信するユーチューバーとして活躍の場を広げている。

 2018年4月に公開した動画『爆乳になりました』では、てんちむがプロデュースしたバストアップブラを紹介し11月21日現在、609万回再生を記録している。その他にもダイエットやスキンケアの動画を公開し、若い女性を中心に支持を得ている。

 過去の噂についてこのタイミングで釈明したてんちむだが、この噂が仕事に影響を与えることはなさそうだ。

てんちむの公式YouTubeより
https://www.youtube.com/channel/UCXzU-b8I0Y_fhMkLQMYt3vA

2020年1月14日火曜日

ローラがガチ説教した、2丁拳銃小堀のヤバい行状 「危ないおじさんになっちゃう」

ローラがガチ説教した、2丁拳銃小堀のヤバい行状 「危ないおじさんになっちゃう」


ローラさんも呆れる行状
モデルのローラさんが2020年1月13日に放送されたテレビ番組「人生が変わる1分間の深イイ話2時間スペシャル」(日本テレビ系)に出演し、お笑いコンビ・2丁拳銃の小堀裕之さんの生活態度について苦言を呈した。

家に帰らない父の悪癖とは

様々な問題をかかえる家族をローラさんが訪問するコーナー「ローラの勝手にキラキラ家庭訪問」で、小堀さんの自宅に向かった一行。
小堀さんは自宅に全く帰らず趣味の音楽活動ばかりしているため、相方である川谷修士さんの妻・野々村友紀子さんからも何度も激怒されているが、全く治る気配がないという。
これまでの密着を見て、小堀家を救うべく密着を決めたローラさんは「ヘドロさん(小堀さんのあだ名)を今日で変えなきゃ! これは治さないと危ないおじさんになっちゃう」と真剣な眼差しで語った。
そして、家庭訪問では小堀さんの「帰ってこないくせに家を倉庫代わりにしている」「一か月に2回ぐらい、長くて30分しか帰宅しない」「運動会は見に来ない。昔来た時も寝ていた」「誕生日やクリスマスも家にいない」といった悪癖が次々と判明。そんな父を恨むことなく「芸人としてもう一度ブレイクしてほしい」と健気に話す息子を見たローラさんは「私がパパの代わりになりたいと思った」と涙ぐみ、「(小堀さんに)膝キックしよう」と改めて決意する。

オリジナル歌詞を「気持ち悪い」と一刀両断

野々村さんの電話を受け帰宅した小堀さんを着席させると、ついに本日のお説教が開始された。冒頭から怒り心頭の野々村さんに続き、ローラさんは「本当に絶対に変わらないといけないんだよ。You can do it」と説得を試みたが、小堀さんは小さな声で「頑張ります...」と意気消沈するのみ。これに対しローラさんは「ちょっと表情がわからない」と困惑しながらも怒りを見せていた。
また、弾き語りの為に作っているという小堀さんオリジナルの歌詞を読み上げ「恥ずかしい」「ちょっと気持ち悪い」と一刀両断する一幕も。
後日、まずタバコをやめると宣言したにも関わらず、番組スタッフらがいなくなった後にまた吸い始めたことを娘に暴露された小堀さん。それを聞いたローラさんが彼の反省を促すため、強烈な蹴りをお見舞いしたところで密着は終了している。
小堀さんは13日、インスタグラムで番組を子供たちと視聴する様子を投稿。コメント欄には「ちゃんとお家に帰って下さい(笑)」といった声が書き込まれていた。
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ヘドロットン(2丁拳銃小堀裕之)()がシェアした投稿 - 2020年 1月月13日午前6時34分PST


高須院長 辺野古反対で物議のローラ「ボクならCM降ろす」






SNSで賛否両論のローラ
 高須クリニックの高須克弥院長(73)が25日、ツイッターを更新。沖縄の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に関し、工事中止の嘆願書への署名を呼びかけたモデルローラ(28)について言及した。
 ローラの発言を巡ってはSNSを中心に賛否両論が起こっている。23日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」でもこの問題が取り上げられ、芸能人の間で激論が交わされた。
 ローラが移設反対に代わる代案を出していないことから混乱に拍車をかけている現状があり、説明不足を指摘する声もあった。一方、テリー伊藤(68)は「この程度の発言で、コマーシャル降ろす会社って何なの?」と“騒ぎ過ぎ”との認識を示した。
 高須院長はテリーの発言を引用し「テリーさんのおっしゃる通りスポンサーの自由です。僕なら降ろします」と即答。芸能人としてのローラの投稿、コメント内容を疑問視していることをにおわせた。
 ローラはインスタグラムを頻繁に更新しているものの、あれから辺野古については言及していない。クリスマスは米国で滞在を楽しむ様子を報告している。