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先発6人制が議論の的 ダルが「メジャーの ご意見番」に?
レンジャーズのダルビッシュがオールスター前 日の7月14日に発言した「先発投手6人制の勧 め」が全米で物議を醸している。
ヤンキース・田中将が右肘の靱帯部分断裂で、 リハビリの結果によっては「トミー・ジョン手 術」を受ける可能性がある事態に陥ったことは、 ライバルで親友にとって黙っていられなかったか らだろう。
「絶対に(登板間隔が)短すぎ。6人で回せれ ば肘の炎症は軽減される」
ダルビッシュは、メジャーの先発投手に肘の故 障、手術が相次いでいる理由の一つとして、現在 各球団が採用している先発投手5人による中4日 でのローテーションにあるとした。
メジャーで誰もがうすうす感じているのに口に 出せなかったことを、堂々とそれもオールスター という注目の集まる会見で語るのだから、なかな かのくせ者。
当然のごとく、全米が反応した。ニューヨー ク・タイムズ紙は「投手の腕を守るため、ダル ビッシュが推し進める」という記事を掲載。 ニュースデー紙は「トミー・ジョン手術を避ける 方法は6人制だろう。日本の6人制はメジャーよ り長い登板間隔で投手を守っている。5人制は間 違いで、6人制がいいのだろうか」と。
また、ESPNでは「急に6人制が全米で議論 し始められた」と報じたほか、「ダルビッシュの ピッチングについての考え方」という見出しで、 6人制に至った背景を紹介している。
この手術はメジャーが日本の3倍以上の確率で 受けているというデータもある。昨年124人が 受けたともいわれる。それほど投手にとって 「肘」は重要な問題なのだが、それを防ぐ具体的 な手段が確立されていないとダルビッシュは言う のだ。
ダルビッシュの意見に対して同調者も現れてい るとニューヨーク・タイムズ紙は日本野球経験者 を引き合いに出した。
レンジャーズの同僚で2008、09年に広島 でプレーしたルイスは「週1回の登板は好きだ。 ここ(メジャー)に来て5日ごとに投げることと はだいぶ違う。それが田中がけがした理由とは言 わないが、考える価値はあると思う」と後押し。
ロッテを指揮したバレンタイン氏は「6人で回 すことの利点ではダルビッシュやルイスと同じ考 えだ。トミー・ジョン手術を受けたエースのハー ベイが復帰した時、メッツは6人制を採り入れる 機会だろう」と。
先発6人制だけではない。ダルビッシュはスプ リットの多投が肘を壊す原因という指摘には、 「スプリットくらい握りが浅ければ(肘への負担 は)ツーシームと変わらない」。果てには品質に バラツキの多い公式球に苦言。トレーニング方法 にも背中や下半身重視の姿勢に、「球速は上がる けど、(肘を)保護できない」と主張した。
数あるメジャーの常識、不文律は時代に合って いない、野球の変化に追いついていないものも目 立つ。ダルビッシュの意見はもっともなことが多 い。
選手会や球団オーナーにまで関係すると指摘さ れるなど、騒動が予想以上に大きくなったこと で、「6人で回すにはいろいろと付随する別の問 題があることはわかっている。再びそれについて 言うことはないだろう」と、ダルビッシュはトー ンダウンしたが、好成績を残せば発言力は増して いく。
日本の高校野球でも酷暑の中での登板過多につ いて、「1年生は5回、2年は6回、3年は7回 までとする」などと持論を展開している。
23日のヤンキース戦は五回途中まで2失点と まずまずの投球だったが、雨で2時間近い中断の 末、降雨コールドとなり、負け投手。6敗目(9 勝)を喫してしまった。3年連続の2桁勝利は持 ち越し。このタイミングでの敗戦投手は無念だっ たかもしれない。
livedoor参照
よく言ったね。
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