斎藤工、現代版“男はつらいよ”で主演「無敵な作品が生まれてしまった」
【モデルプレス=2020/01/02】俳優の斎藤工が、16日に放送スタートするフジテレビ系ドラマ「ペンション・恋は桃色」(毎週木曜よる1:25~※全5話)で、リリー・フランキーとW主演を務めることがわかった。
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◆斎藤工、現代版“男はつらいよ”で主演
同作は、時代と融合できない2人の男を中心に、器用には生きられない人々の生活を描く人情ドラマ。まさに現代版『男はつらいよ』といったところで、東京の外れに佇むペンション【恋は桃色】を舞台に、物語に登場する“マドンナ”たちに振り回されながら、不器用な男2人が織り成す日常のなかで、自分の周りにいる人たちへの思いをちょっと見つめ直してみたくなるようなドラマに仕上がっている。
斎藤は、リリー演じるテキトー中年男・シロウの元にひょんなことから居着くようになったワケあり青年・ヨシオを演じる。また、シロウの娘・ハル役に伊藤沙莉、シロウの父・キヨシ役に、同作がテレビドラマ初出演となるミュージシャンの細野晴臣が決定した。
◆斎藤工「無敵な作品が生まれてしまった」
斎藤は同作について「ある意味、無敵な作品が生まれてしまった気がします」と語り、「リリーさん、沙莉さん、細野晴臣さん…現場での化学反応が何処までイレギュラーに転がって行くのか。その奇跡の軌跡に、最終的に自分は涙が出ました」とコメント。
また、リリーも「強烈なドラマが出来ました。新しい力、新しい視点で古き良きモノを再構築した、痛快バカドラマです!」と呼びかけた。(modelpress編集部)
◆斎藤工コメント
ある意味、無敵な作品が生まれてしまった気がします。こんなのアリなのか?ゴールデンでは無理でしょう。でも、だからこそ美味いのです。リリーさん、沙莉さん、細野晴臣さん…現場での化学反応が何処までイレギュラーに転がって行くのか。その奇跡の軌跡に、最終的に自分は涙が出ました。
◆リリー・フランキー コメント
強烈なドラマが出来ました。新しい力、新しい視点で古き良きモノを再構築した、痛快バカドラマです!TVドラマの新たな可能性を是非ご覧下さい!
◆伊藤沙莉コメント
お話しいただいた時、内容も聞かずやりますと答えました。絶対に面白くなるに決まってると確信していました。たくさん笑えて、どこかほっこりくるとても素敵な作品です。この作品に携われたことが本当に幸せです。みどころがありすぎて、とにかくまず、沢山の方に見ていただきたいです!
◆細野晴臣コメント
リリー・フランキーさんに声をかけていただいて、初のテレビドラマ体験です。緊張するなあ。
◆橋爪駿輝(企画・フジテレビ第一制作室)コメント
構想からここまで、色んなことがありました…。その間、リリーさんと打ち合わせを重ねながら、ペンションを舞台にすることが決まり、素晴らし過ぎる出演者の皆様にお集まり頂き、そして素晴らし過ぎるスタッフと物語を紡ぐことができました。視聴者の皆様にとって、深夜クスクス笑いながら、ちょっとだけ明日の活力になるような作品になれば有難いです。
◆「ペンション・恋は桃色」あらすじ
東京の外れの外れ。やや寂れたペンション【恋は桃色】では、シロウ(リリー)が女性客をいじって楽しんでいた。外でバイト先の先輩らと口論になっていたヨシオ(斎藤)に“暇ならうちで働け”と声をかけ、ヨシオは住み込み生活をスタートさせる。
シロウの娘・ハル(伊藤)は、足が不自由ながらもペンションの仕事をてきぱきとこなし、新規の客を増やそうとしない父にイライラ…。シロウは妻に逃げられた過去を持ち、施設にいるシロウの父・キヨシ(細野)はシロウの今後を思案している。ヨシオが加わり働き手が増えたペンション【恋は桃色】は、相変わらず、新規の客はあまり増えないのだが、人々の関わりに変化が。
イケメンなのに、人付き合いが苦手で周りから煙たがられているヨシオは、最初、シロウのプライベートに関わりたくなかったが、次第に巻き込まれていく。ある日、若い女性が「シロウと付き合いたい」と言い出し、シロウも「若いし、胸は大きいし」とまんざらでもない様子。彼女の登場がきっかけで、ペンションの中はてんやわんやに…。
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ピエール瀧は「不在」なのにニュース化する、存在感の大きさという皮肉
不在が、ニュースの中心になるケースがある。
4月の1週から2週にかけ行われた映画『居眠り磐音(いねむりいわね)』(5月17日公開)のイベント、映画『麻雀放浪記2020』の公開初日舞台あいさつ、「天皇陛下御即位三十年奉祝感謝の集い」。
この3か所で、その場にいた人々の脳裏をよぎったのは、“コカイン逮捕”された俳優でミュージシャンのピエール瀧被告(51)だ。
逮捕によって『居眠り~』は再撮に追い込まれた。
「当初は完成披露試写会として予定されていた先日のイベントですが、披露する作品のないイベントになりました」と映画関係者。本編は上映されることなく、ダイジェスト版が流れるのみだった。そのイベントと同じ時間帯に、ピエール瀧被告は保釈された。
「その際のあいさつに、ピエール瀧の意志を見ましたね」
というのはスポーツ紙記者だ。
あの文春にもタブーが
「『このたびは私、ピエール瀧の反社会的な行為で多くの方に~』と短い謝罪をしたのですが、あえて自分で『ピエール瀧』と芸名を名乗ったことが、瀧正則被告ではないぞ、芸能活動は続けるぞ、という強い意志に感じましたね」
映画『麻雀放浪記2020』の初日舞台あいさつでもピエール瀧被告は影の主役という存在で、主演の斎藤工(37)が猛省を促し、白石和彌監督(44)は仕事以外で協力できることはしたい、と述べた。
この『麻雀放浪記2020』だが、これまで多くのメディアが公開かお蔵入りかといった騒動を報じる中、沈黙を保ち続けた媒体があったという。
「あの『週刊文春』ですよ」
と、フリーライターが明かす。理由はちゃんとある、という。
「『週刊文春』の表紙を担当しているのが、イラストレーターの和田誠さん。1984年に公開された『麻雀放浪記』の監督が和田さんでした。そのために、『週刊文春』内部ではまったく取り扱えない、うちにもタブーがあるんですよ、と、現場記者がボヤいていましたよ」
ついでにいってしまうと、『週刊文春』で、もうひとり取り扱わなくなっているのが、現在、同誌で小説(4月18日号で最終回を迎えた)を執筆しているビートたけし(72)だ。
そのたけしが、先日の「天皇陛下御即位三十年奉祝感謝の集い」のスピーチで浮かび上がらせたのもまた、『アウトレイジ 最終章』に出演していたピエール瀧被告だった。
たけしは「両陛下がご覧になった映画が、不届き者を2人(新井浩文被告とピエール瀧被告)も出した『アウトレイジ3』ではないことを祈るばかりです」と、笑いをとるも、ここでも“不在”がニュースに。
保釈されたのはいいが、無職のピエール瀧被告は今後、5億円とも10億円とも報じられる損害賠償に向かい合わなければならない。
「初公判で執行猶予がつけばですが、ヨーロッパをベースに所属する電気グルーヴで音楽活動を再開させる、というのがハードルが低い復帰の道筋になる。その後は日本でも、まずは音楽活動からとなるでしょうね。映画やテレビ復帰となるとハードルは高くなりますが、音楽畑であれば、ASKAも槇原敬之も岡村靖幸も、わりとみなさん“過去”があっても復帰できていますからね」(イベンター)
俳優としての復帰の道は厳しそうだが、ミュージシャンとしての不在は、そう長いことにならない。それは、ピエール瀧被告にとっても安心材料だろう。
<取材・文/薮入うらら>
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