2020年1月3日金曜日

N国・丸山議員が指摘、ゴーン被告に逃げられた日本は「お人好し国家」

N国・丸山議員が指摘、ゴーン被告に逃げられた日本は「お人好し国家」




丸山穂高氏
 NHKから国民を守る党(N国)の丸山穂高衆院議員が、会社法違反罪などで起訴され、保釈中だった前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告が日本から、国籍があるレバノンの首都ベイルートに飛行機で“逃走”したことが報じられた31日にツイッターを更新。無断で出国されてしまった日本側を「お人好し国家」と評した。
 丸山氏は「PJ(プライベート・ジェット)等含めてそのまま別旅券でバレずに出るにしても、大型荷物に入るにしても、外交特権ルートじゃなければ難しいような気が。そして一度出られてしまうと手が届かない。関係する全ての日本当局は、巧妙にしてやられた状態かと」と指摘。「ここまで大きなニュース関連でほんと映画な状態。事実は小説より奇なり」とつづった。
 さらに、同氏は「日本は死刑制度の相違等から犯罪人引渡し条約を他国とあまり結んでこなかったが、そもそもゴーン氏の置かれた立場を考えてもレバノン側が日本政府引き渡し要求に応じる可能性はほぼなさそうだし」と、事実上、ゴーン被告の“逃げ勝ち”になる可能性を指摘。「多国籍含めた外国籍者の保釈は更に厳しくなるかと。本件で益々『人権侵害がぁ~』になる皮肉な事件」と、今後の課題も予測した。
 「(逃走ルートが)PJ含めた空路なら出国管理ザルすぎ疑惑へも飛び火可能性。いずれにしろ、法務・外務当局は大失態だなぁ」と苦言を呈した丸山氏。「大統領と会ったとの海外報道も見ると、あらゆる可能性が排除できませんね。しかし仮にそうだとしたら、その先は外交案件で慎重になるでしょうし、先方が当局に積極的に協力するはずがなく、いずれにしろ手が届かず終了コースですかね」と改めてゴーン被告の逃げ切りを指摘し、「お人好し国家としたたかな世界。令和になっても変わりませんね」とクギを刺した。


前妻が独占告白 強欲ゴーン氏の素顔






 11月19日、日産自動車カルロス・ゴーン会長が、自らの報酬を過少に申告した疑いがあるとして金融商品取引法違反の疑いで逮捕された。逮捕を受けて、ゴーン氏の前の妻であるリタ・ゴーンさんが、「週刊文春」の取材に応じた。

カルロス・ゴーン会長 ©文藝春秋
「おカネに関しては、カルロスは正しいことをしたことがありません。高額な所得を隠すために、色々なことをしていた。今回の逮捕は、彼のような人間には当然の結果だと思います」
 リタさんは、2週間前、レバノンの法律事務所でゴーン氏と面会していたという。
「『黙らないと、賠償命令を4500万ドル(約50億円)に上げるぞ』と脅されたのです」
 リタさんは、今年5月、ゴーン氏からDVを受けたと「週刊文春」(5月24日号)で告白。レバノンで1500万ドル(約16億5000万円)の賠償金を請求されていた。
 11月21日(水)発売の「週刊文春」では、リタさんの独占告白に加え、ゴーン氏の私物化を告発した日産「極秘チーム」の動き、結婚式をヴェルサイユ宮殿であげ、世界各国に“社宅”を持つゴーン氏の金満ぶりについて詳報する。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2018年11月29日号)

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