女優チョン・ジヒョンが韓国観光名誉広報大使に任命され、長白山問題が再び議論の的になっている。
韓国観光公社は11日、チョン・ジヒョンを韓国観光の名誉広報大使に任命すると発表した。
同公社は「彼女の出演作であるSBSドラマ『星から来たあなた』は、中国でインターネット放送だけで38億回の再生回数を突破し、伸び悩んでいた韓流に再び火をつけた。今後、韓流ファンらに及ぼす影響力を分析した結果、韓国の地位を高める最適の人物だと思い、チョン・ジヒョンを選定することになった」と任命の理由を明かした。
しかし、問題は長白山の議論である。チョン・ジヒョンは「星から来たあなた」で共演したキム・スヒョンと共に、中国・恒大グループのミネラルウォーター「恒大氷泉」の広告モデルに起用され、これが6月に物議を醸した。同製品のペットボトルに記載されている採水地の表記が白頭山ではなく中国名の長白山だったためだ。これに、韓国で歴史歪曲として問題になっている東北工程(中国の歴史研究プロジェクトで高句麗を自国の地方政権とするもの)の象徴だという声が上がった。
そのため一部では物議を醸したスターが韓国を代表することについて懐疑的な見方をしている。この問題はすでにチョン・ジヒョンとキム・スヒョンのイメージダウンにつながっている。「星から来たあなた」の出演陣や制作陣に熱狂していた一部の人々が冷ややかになった理由もここにある。
中国はむやみに背を向けられる市場ではない。ハリウッドを圧倒する資本が行き来する場所である。韓国のスターたちと監督が中国行きを選ぶ理由もここにある。しかし、今回の広報大使の委嘱式は、より慎重に考える必要があった。東北工程や歴史問題は、韓国の国民の感情を考える上で簡単に扱うことのできる問題ではないためだ。
観光公社側は同日、OSENの電話取材に対し「2月からチョン・ジヒョン側と協議を始め、4月初めに広報大使に確定した。旅客船セウォル号沈没事故の影響で委嘱式が延期されただけだ」と話した。しかし、それからチョン・ジヒョンは長白山問題で物議を醸し、彼女を見る人々の視線も変わった。
ライブドア参照
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