大阪市城東区役所で、追加収入などがあった生 活保護受給者2人から返還を受けた計1万円が紛 失していたことが25日、分かった。
同区では昨年3月、国民健康保険料計約3億円 の徴収漏れが発覚、経緯を調査している。一連の 事態を重くみた橋下徹市長は同日、奥野隆司区長 と緊急会見を開き、「市長の責任。ご迷惑をかけ た」と陳謝した。
徴収漏れ3億円…きっかけは「1万円で不信感が 生じた」
市長が不祥事絡みで会見を開くのは異例。徴収 漏れの調査が遅れているとし、「不信感が生じて しまった」と述べた。徴収漏れに関わった職員の 一部が今春の退職を控えているため、早期に関係 者の処分を行う方針を表明した。
生活保護受給者に追加収入など生活実態に変化 があった場合、保護費の一部の返還を求める。同 区が平成22年4月から24年4月にかけて受給 者2人から返還を受けた際に交付した「預かり 証」の金額に比べ、区の記録上の返還額が計1万 円少なかった。同じ職員が担当していたが、「記 憶にない」などと説明。橋下市長は「刑事事件に なる可能性もある」と語った。
同区をめぐっては、21〜24年度に行った国 民健康保険料の減免措置に関し、申請があった約 4500件について誤って減免期間を前倒しし、 計約3億円を徴収していなかった。
橋下市長は現段階での調査内容から手続き上の ミスだったとの認識を示す一方、職員に損害賠償 するに値する過失があったかを調べる特別監査を 市監査委員に請求するとした。
livedoor参照
厳しいメス
0 件のコメント:
コメントを投稿