女優・秋吉久美子(60)の長男が港区にある大学病院で転落死していたことを、2月12日発売の『週刊文春』(文藝春秋)がスクープした。同誌によると発見されたのは1月13日の未明。敷地内にある防犯カメラには3日前に長男と思われる姿が映っていたため、真冬の凍てつく寒さのなか3日間も発見されなかったことが分かった。
警察関係者らの調べによると、長男は現場となった病院の関係者でも患者でもなく、どうやら他人の鞄を盗んで逃走していた最中での事故だったようだ。連絡を受けて早朝警察署に到着した秋吉は、サングラスをかけたまま終始呆然とした様子だったという。
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秋吉といえば、36年前の結婚報告会見で発した「おなかが大きくなるのはイヤ、卵で産みたい」の“迷言”が有名だが、このときに出産したのが亡くなった長男だった。父親は「青い三角定規」のメンバーで作曲家の岩久茂(65)で、10年後の1989年に離婚した。その後、空間プロデューサーの山本コテツ氏、沖縄在住の17歳年下の英国人男性らと浮名を流したが、ハワイ出身の日系2世の映像クリエーター、小野寺・グレン・光氏(34)と2004年12月に再婚した。
「出会ってすぐに恋になった。私も人類愛。向こうも人類愛」
と年齢差を気にする様子もなくノロけていたものだが、翌年夏に離婚。さらに翌年の2006年に再々婚という、本人曰く「わがままじゃない、ロックなだけ」という結婚生活は復縁して8年半続くも、2014年10月に3度目の離婚。グレン氏が覚せい剤取締法違反で逮捕されたのがわかったのは、それから2週間後だ。
離婚理由を「生活をしていくうえで、年齢と経験による温度差が年を重ねるにつれ大きくなり、精神的に疲れるようになって離婚という結論に至った」と説明した秋吉。だが、正月に放送された『行列のできる法律相談所 さんまvs世間を騒がす! 怒れる美女軍団2時間SP』(日本テレビ系)では、秋吉が離婚していることを隠して出演し、夫との出会いのなれそめや「褒めないと機嫌が悪くなる」といった不満をブチまけていたことが話題となった。
「まさに自由奔放でやりたい放題、よく言えば己の欲望に素直で貪欲な女」(芸能ライター)
だった秋吉。女優としては面白くとも、亡くなった長男からすれば、自分より年若い男と再婚離婚を繰り返す母親を、複雑な思いで見ていたであろうことは想像に難くない。
本当の父親である岩久氏は秋吉と離婚後、フィリピン人女性と再婚して一児をもうけた。現在父子暮らしをしている。そのため幼い頃から祖父母に預けられた長男は、現在も両親どちらとも距離を置いた、孤独な暮らしをしていたという。
たった一人の息子を失い、憔悴しきっているという秋吉。一体、どのような思いで旅立った長男を見送ったのだろうか……。
ライブドア参照
芸能人ならではの勘違い?
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