後藤さんは「湯川さんを捜しに行く」と現地ガイドに伝え、イスラム国支配地域に向かった。「自分を慕っていた湯川さんが拘束されたことに責任を感じていたのでは」。ジャーナリスト仲間たちは、そう心境を推し量る。
関係者によると、湯川さんは昨年4~5月ごろ、シリアで穏健派武装組織に拘束された。その際、取材で現地にいた後藤さんが仲介し交渉した結果、解放されたという。湯川さんはその後、イスラム国の支配地域近くまで行ったとブログで報告。後藤さんを「兄貴のようだ」と慕っていた。
2004年にイラクで武装勢力に拘束された後、解放された経験を持つフリージャーナリスト・安田純平さん(40)は、「後藤さんの行動は24時間守ってくれる現地の人がいて、よほど自信がなければできない。湯川さん救出が目的だとしたら、相手側から引き渡すといった連絡があったのでは」と分析する。
後藤さんは昨年12月に日本で講演を予定。その打ち合わせの連絡を11月3~5日にすると、関係者に通知していた。短期間で「決着」すると踏んでいた可能性がある。ある知人は「現地の誰かにだまされたのではないか」とこぼした。
ライブドア・スポーツ報知参照
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