沢尻容疑者が肩を組む男友達が俳優Xとみられる(「実話ナックルズ」提供)
 ヘン顔をさらして大物俳優とイチャつくエリカ様のご乱行の決定的瞬間――。合成麻薬MDMA所持で警視庁に逮捕された人気女優・沢尻エリカ容疑者(33)の“ヤバ過ぎる仰天写真”を入手した。舞台は東京・六本木の某クラブ。かつて映画賞を受賞したこともある有名俳優Xと沢尻容疑者がVIPルームではしゃいでいる様子を写した1枚だ。これを見る限り、危ない何かを使用しているのは一目瞭然か。
「場所は六本木のクラブだよ。そのころ沢尻は俳優Xと仲良くしていて、肩を組んでるのはカレなはず。あとそのVIPルームには、中年ミュージシャンZも一緒にいたと記憶してる」
 こう話すクラブ関係者によると、写真が撮られたのは5年前のことだという。
 Xは日本アカデミー賞受賞歴もある実力派の大物俳優だが、かねてクスリの噂が絶えなかった。本紙は昨夏、薬物強制捜査情報を1面で報じた。
 一方のZ周辺にも、そのテの噂がある同業者は多い。かつてMDMAやコカインといった複数の薬物絡みの事件で逮捕、起訴され、実刑判決を受けた“身内”もいる。
 現在発売中の「実話ナックルズ」1月号に、クラブのVIPルームで撮られたという、沢尻容疑者のご乱行写真が大量掲載されている。
 ここにも一緒の男友達にしなだれかかったり抱きついたりして、メディアではこれまで見せたこともない“ヘン顔”をさらしている。何を摂取してここまでブッ飛んでいるのかは不明だが、単なる酔っ払いでないことは前出のクラブ関係者も指摘している。
 一方で、沢尻容疑者を逮捕した警視庁組織犯罪対策5課(組対5課)とはライバル関係にある、厚労省麻薬取締部(通称マトリ)が追っている芸能人に関する情報を本紙は1面で報じた。折しも沢尻が逮捕される3日前のことだ。
「極秘内偵リスト」に名前があるお笑い芸人、人気モデル、大物歌手が見出しになったが、記事ではマトリが最近、複数の大物女優を内偵していたがうまくいかなかったことにも触れている。
 この本紙報道が「警視庁を沢尻逮捕に動かしたかも」とみる警察OBはこう話す。
「記事に出てくる本人かどうかはともかく、身に覚えのある芸能人があんな記事を見て『自分のことかも』と思ったら、そりゃ怪しい行動は控えるだろ? 若い女優じゃ夕刊紙なんか読まないだろうが、ネットのニュースで本人の目に触れないとも限らない。そうなってブツを処分される前に、組対5課がいつでもイケるとこまで追い詰めた沢尻の逮捕に踏み切った可能性がある。組対5課とマトリの捜査対象は結構カブるしね」
 一方、某県警のOBからはこんな指摘も。
「マトリがいいの(著名人)を捕まえて、警視庁は『やられた!』とはなるが、お互い捜査手法も違うし、ライバル視というのは実際そんなにない。警視庁が薬物捜査で意識するのはむしろ、成田空港がある千葉県警や、横浜港が管轄の神奈川県警だよ」
 警察関係者によれば「神奈川県警が今、元人気アイドルの2人を薬物関連でマークしている」という。2人ともアラサーだが芸歴は長く、1人は既婚。沢尻容疑者同様に4年前、アイドル女優のコカイン事件のとき、女優の供述や通信・通話履歴などから捜査対象となった芸能人約30人の中に、名前が挙がっていた。
 沢尻容疑者の周辺では“お姉さん的存在”だった遊び友達・片瀬那奈(38)が注目されるハメに。沢尻逮捕の翌日、MCを務める朝生情報番組「シューイチ」(日本テレビ系)で涙ながらのコメントをした矢先、沢尻容疑者との“クラブ活動”動画がツイッターで拡散したのだ。
 元の動画は10月末に配信され、既に削除されているが、クネクネ踊る沢尻容疑者の横で片瀬はスナック菓子片手に体を揺らし、ネットではいい笑いものになっている。
 6日に勾留期限が切れる沢尻容疑者。違法薬物の使用については尿検査でシロだっただけに「不起訴になるかも」との声も聞かれるが、果たして…。
【沢尻事件の経緯】警視庁組織犯罪対策5課が、麻薬取締法違反の疑いで沢尻容疑者を逮捕したのが11月16日。家宅捜索し、自室の棚に置いてあったアクセサリーケースの中から、ポリ袋に入ったカプセル2個を発見、押収した。カプセルに入った合成麻薬MDMAを含む粉末約0.09グラムを所持した疑いだ。
 沢尻容疑者は「初めて違法薬物を使ったのは10年以上前で、大麻やLSD、コカインも使った」と長年の使用歴があるという趣旨の供述をしていたが、20日に尿鑑定の結果は陰性で、MDMAなど違法薬物の成分は検出されなかったと明らかになった。
 それでも同月26日に10日間の勾留延長が決定。同日の夜、沢尻容疑者の交際相手とされるファッションデザイナーの横川直樹容疑者(34)を麻薬取締法違反容疑で逮捕した。
 沢尻容疑者の自宅で見つかったMDMAについて、沢尻容疑者は「私のもので間違いない」と供述していたが、のちに「彼氏から預かったもの」と変化。その後の取り調べで、横川容疑者が違法薬物の入手に関与した疑いが強まったとして、逮捕に踏み切った。